MOOG Labyrinth

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約 93,500 円〜

目次

商品説明

Moog Labyrinthは、半モジュラー方式のアナログシンセサイザーで、無限に進化するサウンドスケープと、音の探求を可能にする「アイデアマシン」です。2つのジェネレーティブ・シーケンサーを搭載し、時間とともに変化するサウンドやポリメトリックなメロディーを生成します。並列アナログ信号経路により、ドラムパターンやベースラインに深みと色彩を加える際に特にその真価を発揮します。 クラシックなパーカッションシンセサイザーと現代のジェネレーティブ技術にインスパイアされており、新設計の電圧制御ウェーブフォルダーとステートバリアブルフィルターを組み合わせることで、加算合成と減算合成の両方に対応し、豊かで進化するテクスチャとダイナミックなシーケンスを生成します。 直感的なデュアルシーケンサーは、ランダム操作を用いて2つのユニークな8ステップパスを構築し、魅力的なサウンドの経路を形成します。広範なパッチベイにより、アナログクロックまたはMIDIを介して他の機器との同期や相互作用が可能です。 単体での使用はもちろん、既存のラックに追加して音の深みを増すこともでき、ライブセットからホームスタジオまで、あらゆる環境でクリエイティブなセッションを深く掘り下げ、未発見の音の領域へと導きます。

使用シーンと対象ユーザー

MOOG Labyrinthは、そのユニークなジェネレーティブ機能とセミモジュラー設計により、幅広いユーザーと多様な音楽制作シーンに適しています。

  • **実験的なサウンドデザイナーとアーティスト:** 予測不能で進化するパターンや、複雑なテクスチャを求めるサウンドデザイナーや電子音楽アーティストに最適です。ジェネレーティブ・シーケンサーと豊富なパッチングの可能性が、これまでにないサウンドの発見を促します。
  • **ライブパフォーマンス:** その場でサウンドを変化させ、進化させる能力は、ライブセットにおいてダイナミックな要素を加えたいパフォーマーにとって非常に強力なツールとなります。ポリメトリックなリズムやメロディーは、観客を惹きつけるパフォーマンスを可能にします。
  • **スタジオミュージシャンとプロデューサー:** 既存のトラックに深みや色彩、そして偶発的な要素を加えたいプロデューサーやスタジオミュージシャンに適しています。特にドラムパターンやベースラインに有機的な動きを与えたい場合に活躍します。
  • **モジュラーシンセ愛好家:** MoogのMotherシリーズなど、既存のEurorackシステムやセミモジュラー機器との連携を考えているユーザーにとって、Labyrinthの32ポイントパッチベイはシステム拡張の可能性を大きく広げます。
  • **初心者から上級者まで:** 初めてのモジュラーシンセとしても魅力的ですが、そのディープな機能は上級者にとっても飽きることのない探求を提供します。複雑なサウンドデザインに挑戦したい初心者にも、インスピレーションの源となるでしょう。

使用時のポイント・注意事項

MOOG Labyrinthを最大限に活用し、快適に使用するためのポイントと注意事項を以下に示します。

  • **マニュアルの熟読:** Labyrinthは独特のシーケンサーと合成アプローチを採用しているため、まずは公式マニュアルを熟読し、基本的な操作や概念を理解することが重要です。特にジェネレーティブ・シーケンサーの挙動やパッチングのルールは、多くの可能性を秘めているため、時間をかけて習得することをお勧めします。
  • **パッチングの実験:** 本機はセミモジュラーシンセサイザーであり、パッチングによる無限の可能性を秘めています。様々なモジュール間の接続を試すことで、マニュアルに記載されていないような予想外のサウンドや挙動を発見できるでしょう。外部のEurorackモジュールとの連携も積極的に試してみてください。
  • **ファームウェアの確認:** メーカーから最新のファームウェアがリリースされていないか定期的に確認し、必要に応じてアップデートを行うことで、機能の改善やバグ修正、新たな機能が追加される可能性があります。
  • **電源供給:** 安定した電源供給が重要です。付属の電源アダプターを使用し、正しい電圧と電流が供給されていることを確認してください。Kensington Lockスロットが搭載されているため、持ち運びや設置時にはセキュリティ対策も考慮すると良いでしょう。
  • **クリーニングと保管:** 精密な電子機器であるため、埃や汚れから保護するために、使用後は柔らかい布で拭き、直射日光や高温多湿を避けて保管してください。
  • **ユーザーコミュニティの活用:** Moog製品のユーザーコミュニティやフォーラムに参加することで、他のユーザーからのヒントやパッチのアイデア、トラブルシューティングの情報を得ることができます。Labyrinthは新しいコンセプトを持つため、情報共有が非常に役立ちます。

基本仕様

発売日
2024年7月11日
鍵盤数
非搭載(デスクトップ/ユーロラックモジュール型)
タイプ
セミモジュラーアナログシンセサイザー
音源
VCO、MOD VCO、RING MOD、ノイズジェネレーター
アフタータッチ
非搭載(外部MIDIコントローラーやCVモジュールで制御可能)
オシレーター数
VCO、MOD VCO (合計2基の電圧制御オシレーターに加え、リングモジュレーターとノイズジェネレーター)
フィルター
電圧制御ステートバリアブルフィルター ×1 (ローパスからバンドパスへモーフィング可能)
エフェクト
内蔵エフェクトは非搭載。ただし、電圧制御ウェーブフォルダー、リングモジュレーター、飽和ミキサーにより複雑な音色変化が可能。
シーケンサー
2系統の8ステップ・ジェネレーティブ・デジタル・シーケンサー(確率ベースのパターン生成、ポリメトリック対応)
サイズ (W×D×H)
32.61cm × 14.33cm × 10.67cm
重量
1.5 kg
ユーロラック対応
60HP (18mmモジュール深度) / 10-pinヘッダーから最大290mAの消費電流(+12VDC)

接続端子

USB端子
非搭載(MIDI INはパッチベイ経由で可能、ただしUSB-MIDIではない)
ヘッドホン端子
あり(1/4インチTRSヘッドホン出力または1/4インチTSインストゥルメント出力として兼用)
サスティンペダル端子
非搭載(サスティン機能はエンベロープジェネレーターで制御。CVパッチングにより外部から制御可能)
オーディオ入力
非搭載(CV/Gate入力端子はあり)
オーディオ出力
1/4インチTSインストゥルメント出力(ヘッドホン端子と兼用)
MIDI端子
MIDI IN(パッチベイ経由でMIDI信号を受け取り、CV/Gateに変換可能)
パッチベイジャック
32 x 3.5mmジャック(入力20、出力12)

電源

電源方式
付属のACアダプター(壁コンセント;バレル接続;センタープラス)
入力
100 – 240VAC; 50 Hz – 60 Hz
出力
+12VDC; 1200mA
消費電力
4.0 Watts
バッテリー駆動
非対応
内蔵スピーカー
非搭載

付属品

ケーブル
付属の電源アダプター、パッチケーブル
説明書
Labyrinth Manual (取扱説明書)、Labyrinth Quickstart Guide (クイックスタートガイド)
その他
Kensington lockスロット (セキュリティ用)

その他の特徴

特徴1 (サウンドエンジン)
サイン波オシレーター、リングモジュレーター、スルーゼロFM、飽和ミキサーを搭載し、型破りでありながらMoogらしいクラシックなサウンドを実現。
特徴2 (フィルター)
ステートバリアブルフィルターにより、Moogサウンドに新たなひねりを加え、ローパスからバンドパスへとモーフィングするユニークな音色変化が可能。
特徴3 (ウェーブフォルダー)
ダイオード-トランジスタハイブリッドのウェーブフォルダーは、驚くほどスムーズなサウンドを提供。
特徴4 (シーケンサー)
チャンスオペレーション(確率操作)を使用し、2つのユニークな8ステップパスを構築する堅牢なデュアルシーケンサー。時間とともに咲き誇る、無限に続くパーカッシブまたはメロディックなシーケンスを生成。
特徴5 (拡張性)
豊富なパッチベイにより、他の機器とのパフォーマンスでクリエイティブなパッチングが可能。外部アナログクロックやMIDIによる同期にも対応。

旧モデルとの主な違い

Moog Labyrinthは、既存のMotherシリーズ(Mother-32、DFAM、Subharmonicon)とは異なるコンセプトで設計されており、特にその「ジェネレーティブ・シーケンサー」と「並列信号経路」が大きな特徴です。旧モデルに直接対応する「Labyrinthの旧モデル」というものは存在しませんが、ここではMoogのセミモジュラーシリーズにおける他の機種との概念的な違いを説明します。

商品名
旧モデル:Mother-32, DFAM, Subharmonicon / 新モデル:MOOG Labyrinth
主なコンセプト
旧モデル(Mother-32):伝統的なイーストコーストシンセシスに焦点を当てた汎用モノシンセ。/ 旧モデル(DFAM):パーカッシブなサウンドとドラムシーケンスに特化。/ 旧モデル(Subharmonicon):サブハーモニクスとポリリズムを探求する独特なシンセ。/ 新モデル(Labyrinth):ジェネレーティブなサウンドと並列信号処理、ウェストコースト的な探求を重視。
シーケンサー
旧モデル(Mother-32):ステップシーケンサー。/ 旧モデル(DFAM):8ステップドラムシーケンサー。/ 旧モデル(Subharmonicon):複数レイヤーのポリリズムシーケンサー。/ 新モデル(Labyrinth):確率ベースでランダムに音を生成する2つの8ステップ・ジェネレーティブ・シーケンサー。
フィルター
旧モデル(Mother-32, DFAM, Subharmonicon):Moog伝統のラダーフィルター。/ 新モデル(Labyrinth):ステートバリアブルフィルター(ローパスからバンドパスへのモーフィング)。
音作りのアプローチ
旧モデル:比較的直感的で伝統的なシンセサイザーの音作り。/ 新モデル:より実験的で、偶発性や時間の経過による音の変化を重視。ウェーブフォルダーによる加算的なアプローチも導入。

モデル別機能比較

MOOG Labyrinthは、Moogのセミモジュラーシリーズの中で独自の立ち位置を確立しており、他のモデルとは異なる機能的特徴を持っています。以下に主な比較ポイントを示します。

Moog Mother-32

  • コンセプト: 伝統的なイーストコーストシンセシスに焦点を当てた、汎用性の高いモノフォニックシンセサイザー。
  • シーケンサー: 32ステップのステップシーケンサーを搭載し、メロディックなラインやベースラインの構築に適しています。
  • フィルター: Moog伝統のラダーフィルター。
  • 主要な音源: VCOとノイズジェネレーター。
  • 特徴: 初めてのモジュラーシンセとしても扱いやすく、様々な音作りが可能です。

Moog DFAM

  • コンセプト: パーカッシブなサウンド生成に特化したドラムシンセサイザー。
  • シーケンサー: 8ステップのドラムシーケンサーを搭載し、直感的なリズム構築が可能です。
  • フィルター: Moog伝統のラダーフィルター。
  • 主要な音源: 2つのVCOとノイズジェネレーター。
  • 特徴: 強力なドラムサウンドとユニークなグルーブを生み出し、他のシンセとの連携でリズムの基盤を築きます。

Moog Subharmonicon

  • コンセプト: 複数のサブハーモニクスを生成し、複雑なポリリズムを構築することに特化したシンセサイザー。
  • シーケンサー: 2つの4ステップシーケンサーと4つのリズムジェネレーターを組み合わせ、独特なポリリズムパターンを生成します。
  • フィルター: Moog伝統のラダーフィルター。
  • 主要な音源: 2つのVCOと4つのサブオシレーター。
  • 特徴: ミニマルな反復パターンや、予測不可能なハーモニーを生み出すのに優れています。

MOOG Labyrinth(本製品)

  • コンセプト: ジェネレーティブなサウンド生成と並列信号処理に焦点を当てた、音の探求を促すシンセサイザー。ウェストコーストシンセシスのアプローチも取り入れています。
  • シーケンサー: 2つの8ステップ・ジェネレーティブ・デジタル・シーケンサー(確率ベースのパターン生成)。時間とともに進化するサウンドとポリメトリックなメロディーを生成します。
  • フィルター: 新開発のステートバリアブルフィルター(ローパスからバンドパスへモーフィング)。
  • 主要な音源: VCO、MOD VCO、リングモジュレーター、ノイズジェネレーター。
  • 特徴: 予測不能な音の冒険、複雑なテクスチャ、そして並列アナログ信号経路による深みのあるサウンドが魅力です。

競合製品との比較

Moog Labyrinthは独自のジェネレーティブなコンセプトを持っていますが、セミモジュラーシンセサイザーの市場には、異なるアプローチで革新的なサウンドメイクを提供する製品が多数存在します。ここでは、Labyrinthが持つユニークな特徴を際立たせるために、類似のデスクトップ型セミモジュラーシンセサイザーのいくつかとの比較を行います。

Make Noise Strega

  • コンセプト: Alessandro Cortiniとのコラボレーションによる、「音の魔法」を追求する実験的なセミモジュラー・シンセサイザー。予測不能なサウンドとアンビエントなテクスチャ生成に特化しています。
  • 鍵盤数: 非搭載
  • フィルター/音色変化: 独特の「Time/Filter」セクションや「Delay」が、予測不能で有機的なサウンドスケープを生み出します。Labyrinthがより構造的なシーケンスを持つ一方で、Stregaはより自由で流動的な音響空間を探求します。
  • 特徴: 強烈なディレイとフィードバックが特徴で、ドローンや不気味なサウンドスケープの生成に優れています。Labyrinthとは異なるタイプの偶発性を持ち、よりアンビエントな表現に向いています。

Bastl Instruments Softpop2

  • コンセプト: 「ポップ」で「予測不能」なサウンドを特徴とする、コンパクトなセミモジュラーシンセサイザー。
  • 鍵盤数: 非搭載
  • シーケンサー: 独自の「Pop」シーケンサーが、メロディーとリズムの生成に予測不可能性をもたらします。Labyrinthがより多機能なジェネレーティブシーケンサーを持つ一方で、Softpop2はよりシンプルで直感的な操作でクレイジーなサウンドを生み出します。
  • 特徴: 小さな筐体ながら強力なサウンドと豊富なパッチングポイントを持ち、ランダム性と予測不能な挙動を音楽に取り入れたいユーザーに適しています。Labyrinthとは異なるタイプの「混沌」を提供します。

MOOG Labyrinth(本製品)

  • コンセプト: 「アイデアマシン」として、2つのジェネレーティブ・シーケンサーと並列アナログ信号経路により、時間とともに進化するサウンドスケープとポリメトリックなメロディックパターンを生成します。Moogらしい太いサウンドを保ちつつ、実験的な要素を強く打ち出しています。
  • 鍵盤数: 非搭載
  • フィルター/音色変化: 新開発のステートバリアブルフィルターと電圧制御ウェーブフォルダーを搭載し、加算合成と減算合成の両方に対応します。これにより、従来のMoog製品とは異なる、より幅広い音色変化が可能です。
  • 特徴: 予測可能なパターンと予測不能なランダム性のバランスが取れており、既存のMoog Motherシリーズとの親和性も高いです。深い音の探求と、音楽的なフレーズの生成の両方に対応できます。

これらの製品はそれぞれ異なる設計思想と得意分野を持っています。MOOG Labyrinthは、Moogの伝統的なアナログサウンドを基盤としつつ、ジェネレーティブ・シーケンスと並列信号処理という独自の要素で、他の追随を許さない音響探求の道を提供します。

ユーザー評価(メリット)

  • **ユニークで強力なサウンドエンジン:** イーストコーストとウェストコーストシンセシスのアイデアがうまく融合されており、非常に複雑で豊かなトーンを生成できると評価されています。
  • **インスピレーションを刺激するデュアルジェネレーティブシーケンサー:** 予測不能ながらも音楽的なリズムやメロディックなアイデアを生み出すのに優れており、クリエイティブな閃きを与えてくれます。
  • **実験を促す設計:** パッチングの可能性が非常に高く、ユーザーに能動的な探求を促します。思わぬ音の発見や、既存のMoogセミモジュラーシリーズとの組み合わせでさらなる可能性が広がります。
  • **透過型ゼロFMの搭載:** これにより、従来のMoogシンセとは異なる、より実験的な音色作成が可能になっています。
  • **ステートバリアブルフィルターの多才さ:** Moog伝統のラダーフィルターとは異なり、ローパスからバンドパスへモーフィングする機能が、音作りの幅を広げています。レゾナンスを上げた際のワイルドなキャラクターも評価されています。

ユーザー評価(デメリット)

  • **シーケンサーボタンの操作感:** シーケンサーのボタンが安っぽく感じられ、操作しにくいという意見があります。一部の深い機能は、ラベルのないボタンの組み合わせに依存しているため、習得に時間がかかる場合があります。
  • **インターフェースの使いにくさ:** 小型でつまみの数が多いわりに、UIデザインが窮屈で操作がしにくいと感じるユーザーもいるようです。特に、小さなキャップなしのロータリーノブが多用されている点が挙げられています。
  • **シンプルなVCAエンベロープ:** ディケイのみのエンベロープは、パーカッシブなサウンドには適しているものの、より複雑なサウンドシェイピングには外部モジュールの助けが必要になる場合があります。
  • **学習曲線:** 他のMoogセミモジュラーシンセと比較しても、Labyrinthは理解するのに時間がかかり、マニュアルを読み込んだりチュートリアルビデオを繰り返し見る必要があると感じるユーザーが多いです。
  • **価格に対する価値観:** 提供される機能に対して価格がやや高めに感じるという声もありますが、これはモジュラーシンセの入門機としてではなく、より深く実験的な探求を求めるユーザー向けの製品という側面もあります。

※ 価格や仕様は変更されることがあります。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

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