MOOG Muse 8ボイス・アナログシンセサイザー

MOOG Muse 8ボイス・アナログシンセサイザー

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MOOG Muse 8ボイス・アナログシンセサイザー
約 572,660 円〜

目次

商品説明

Moog Museは、5年以上にわたるMoogの夢とデザインへの探求、そして情熱が結実した直感的でパワフルな8ボイス・アナログ・バイティンブラル・ポリフォニックシンセサイザーです。Moogの豊かな歴史に基づきながらも、大胆に未来を見据えてデザインされており、スタジオでもステージでも中心となる存在感を放ちます。各アナログボイスには、2基のVCO、モジュレーションVCO、デュアルVCF、ステレオVCAが搭載されており、Moogならではの認識しやすいダイナミックなアナログ音質を提供します。

本製品は、Moog Voyagerのオシレーター、MF-102リングモジュレーター、CP3ミキサー、902 VCAモジュール、904AフィルターといったクラシックなMoog回路のベストな要素と、先進的なデジタルコントロールを融合させています。16バンク×16パッチのメモリーを備え、様々なサウンドを瞬時に呼び出すことが可能です。また、パフォーマンス志向のコントロール、直感的なノブ・パー・ファンクション・レイアウト、そして各モジュールに「More」メニューが用意されており、現代のミュージシャン、プロデューサー、サウンドデザイナーのために細部にわたって設計されています。

61鍵のFatar鍵盤はベロシティとチャンネルアフタータッチに対応し、ピッチ/モジュレーションホイール、プログラマブルなマクロノブなど、演奏性を高める機能が満載です。特徴的なステレオDiffusion Delay™プロセッサーは、往年のビンテージデジタルラックディレイからインスピレーションを得ており、ディフュージョン、マルチタップ、フィルター動作を組み合わせることで、サウンドに次元と深みを与えます。ファームウェアv1.4.0でさらに拡張されたDiffusion Delayのモジュレーションパラメーターは、ピッチシフトコーラスやランダムに変調されるディフューズスペース、ダイナミックなディレイセンド、アフタータッチフィードバックコントロールなど、新たな音の可能性を広げます。

強力なアルペジエーターと詳細なポリフォニックシーケンサーも搭載しており、メロディックなアイデアの生成から、パラメーターレコーディング、ジェネレーティブ/確率的機能、詳細なノート編集まで、音楽制作の幅広いニーズに応えます。

使用シーンと対象ユーザー

Moog Museは、その多様な機能とMoogならではのサウンドクオリティから、幅広い音楽制作のシーンとユーザーに適しています。

【主な使用シーン】

  • スタジオレコーディング: 8ボイスのポリフォニーと豊かなアナログサウンドにより、深みのあるパッド、リード、ベース、テクスチャーなど、高品質な音源制作の中心となります。
  • ライブパフォーマンス: 直感的なノブ・パー・ファンクションのレイアウト、パフォーマンス志向のコントロール(ピッチ/モジュレーションホイール、マクロノブ)、およびプログラム可能なパッチメモリにより、ステージ上での即興演奏やスムーズなサウンド切り替えが可能です。
  • サウンドデザイン: 豊富なモジュレーションオプション、デュアルVCF、そしてユニークなDiffusion Delay™により、実験的で複雑なサウンドから、クラシックなMoogサウンドまで、幅広い音作りが可能です。
  • 楽曲制作のインスピレーション: パワフルなアルペジエーターとディープなシーケンサーは、新しいメロディックなアイデアやリズムパターンを生成し、クリエイティブなブロックを打破するのに役立ちます。
【対象ユーザー】
  • プロのミュージシャン・プロデューサー: スタジオやライブで最高品質のアナログサウンドと柔軟なコントロールを求める方。
  • サウンドデザイナー: 独自性のある音色を深く探求し、新しいサウンドパレットを構築したい方。
  • Moogシンセサイザー愛好家: Moogの伝統的なアナログサウンドを、現代的なポリフォニック・デジタルコントロールで体験したい方。
  • ライブパフォーマー: 表現力豊かな演奏と、瞬時のサウンド切り替えを重視する方。
  • 音楽教育関係者: アナログシンセサイザーの原理を深く学び、実践的なサウンドメイクを体験したい学生や教育者。
Moog Museは、まさに「究極のライブパフォーマンスシンセ」として設計されており、その堅牢なビルドクオリティと音の柔軟性から、様々な音楽ジャンルで活躍することでしょう。

使用時のポイント・注意事項

Moog Museを最大限に活用し、快適にお使いいただくためのポイントと注意事項を以下にまとめました。

【使用時のポイント】

  • ファームウェアの定期的な更新: MoogはMuseのファームウェアアップデートを頻繁に提供しており、新機能の追加やバグ修正が行われます(例: Diffusion Delayのモジュレーション拡張)。常に最新のファームウェアに更新することで、最高のパフォーマンスと最新の機能を利用できます。
  • Diffusion Delay™の活用: MuseのDiffusion Delay™は非常に特徴的で強力なエフェクトです。単なるディレイとしてだけでなく、アンビエントなテクスチャーや複雑なサウンドスケープを作成するために積極的に探索してください。
  • マクロコントロールのカスタマイズ: プログラマブルなマクロノブは、複数のパラメーターを一度にコントロールできる強力な機能です。よく使うサウンドの「スイートスポット」や、ライブパフォーマンスでの劇的な音色変化のために、事前に設定をカスタマイズしておくと便利です。
  • モジュレーションマトリクスでの深い音作り: Museは豊富なモジュレーションルーティングオプションを提供します。単一のモジュレーションソースを複数のデスティネーションにルーティングしたり、複数のソースを単一のデスティネーションにルーティングしたりすることで、非常に複雑でダイナミックなサウンドを構築できます。
  • アルペジエーターとシーケンサーの探索: これらの機能は単なるパターン再生にとどまらず、リズミカルなプログラミング、パラメーターレコーディング、ジェネレーティブ機能など、深いエディットが可能です。新しい音楽的アイデアのインスピレーションとして積極的に活用してください。
  • ビティンブラル機能の活用: 2つの異なる音色を同時に演奏できるビティンブラル機能は、レイヤーやスプリットパッチを作成する際に非常に強力です。ベースとリード、パッドとシーケンスなど、様々な組み合わせを試してみてください。
【使用上の注意事項】
  • 起動時間: Museは起動に約70秒を要する場合があります。これはアナログ回路の安定化に必要な時間であり、故障ではありませんが、ライブパフォーマンスなどで使用する際は、時間に余裕を持って準備してください。
  • 発熱: アナログ回路を多数搭載しているため、使用中に本体が多少温かくなることがあります。これは正常な動作ですが、通気性の良い場所に設置し、吸気口や排気口を塞がないように注意してください。
  • 自己ノイズ: 一部のユーザーレビューでは、低レベルの自己ノイズが報告されています。これはアナログシンセサイザーの特性の一部である場合もありますが、レコーディング環境で気になる場合は、適切なゲインステージングやノイズリダクションを検討してください。
  • ポリフォニックアフタータッチ非対応: 鍵盤はチャンネルアフタータッチに対応していますが、ポリフォニックアフタータッチやMPEには対応していません。これらの機能を重視する場合は、他の機種も検討することをおすすめします。
  • エフェクトの限定性: Diffusion Delay™は強力ですが、内蔵エフェクトはこれに限定されます。より多様なエフェクトが必要な場合は、外部エフェクターの使用を検討してください。
  • オーディオ入力の非搭載: 外部オーディオ信号をMuseのフィルターやエフェクトに通すためのオーディオ入力は搭載されていません。

基本仕様

商品名
MOOG Muse 8ボイス・アナログシンセサイザー
発売日
2024年7月31日
シンセサイザータイプ
ポリフォニック、バイティンブラルアナログシンセサイザー
サウンドエンジン
アナログ
同時発音数
8ボイス
鍵盤数
61フルサイズセミウェイテッドFatar鍵盤
アフタータッチ
Velocity (ベロシティ) および Channel Aftertouch (チャンネルアフタータッチ) 対応
コントローラー
ピッチホイール、モジュレーションホイール、マクロノブ、キーボードオクターブスイッチ、ホールドスイッチ、サステインペダル入力、エクスプレッションペダル入力(すべてのペダル機能はユーザー割り当て可能)
パネルコントロール
ノブ×44、スライダー×16、ボタン×129、OLEDスクリーン
アナログVCO
2基 (選択可能な三角波/ノコギリ波ミックス、可変幅パルス波、オクターブ (16', 8', 4', 2')、周波数 (+/- 7半音)、Wave Mix、FMルーティング/アマウント、ハードシンク)
モジュレーションVCO
1基 (波形切り替え可能(サイン波、ノコギリ波、上昇ノコギリ波、矩形波、ノイズ)、オーディオレンジ切り替えスイッチ、キーボードトラッキング、キーボードリセット、ユニポーラースイッチ、ピッチ/フィルター/PWM/VCAモジュレーション割り当てとアマウント、パンニングスイッチ)
アナログリングモジュレーター
リングモジュレーション (オシレーター1 & 2)
アナログノイズジェネレーター
ホワイトノイズ
アナログミキサー
オシレーター1、オシレーター2、リングモジュレーター、ノイズの各レベルコントロール、全体のオーバーロードコントロール
アナログフィルター
Moogトランジスタ・ラダー・フィルター×2 (うち1つはハイパス/ローパスモード付き)、カットオフ周波数、レゾナンス、キーボードトラッキングアマウント、エンベロープアマウント、リンク機能、ルーティング (直列、並列、ステレオ)
エンベロープ
各ステージでカーブ調整可能なアタック、ディケイ、サスティン、リリース×2、ループ機能、ベロシティ対応
アナログVCA
ティンバーごとのボリューム、ティンバーごとのパンニング、ティンバーごとのパンスプレッド
エフェクト
Diffusion Delay™ (設定可能なステレオ・シグナル・プロセッサー、ディレイタイム左/右CH、フィードバック、キャラクター、ミックス、アナログ・バイパス・スイッチ)
出力セクション
マスターボリューム、ヘッドホンボリューム、ローカットEQ
LFO
レート、アンプリチュード、ウェーブフォーム (三角波、ノコギリ波、矩形波、サンプル&ホールド、ユーザーカスタマイズ波形) ×2、キーボードリセット
ピッチLFO
レート、シェイプコントロール、ワンショットエンベロープトリガー、キーボードリセット、ピッチモジュレーション
グライド
グライドタイプ選択可能 (LCR、LCT、EXP)、グライドアマウント
クロック
クロックレート、タップテンポ
アルペジエーター
ティンバーごとのクロック分割、オクターブレンジ、パターン、走行方向、ゲートタイム、リズミックプログラミング他
シーケンサー
クロック分割、トランスポートコントロール、シーケンスチェイン、ステップ編集、モジュレーション機能、16バンク×16シーケンスのメモリー機能を搭載した64ステップシーケンサー
プログラマー
OLEDスクリーン搭載のブラウザ、16バンク×16パッチ、モジュレーションマップ、アルペジエーター設定、ステップごとにパラメーター設定可能なシーケンサー、グローバル設定他
ボイスコントロール
ティンバーごとにモノフォニックまたはポリフォニック数を設定可能、ユニゾン/モノフォニック、デチューン、ティンバー編集、ボイススティール設定
コードメモリー
個別のキーにアサイン可能なコードメモリー
モジュレーションマップ
パッチごとにコントローラーや数学的変換機能を備えたモジュレーションスロット×16
内蔵スピーカー
なし
サイズ (W×D×H)
99 × 42 × 11 (cm)
重量
14.55 kg

接続端子

オーディオ出力
メイン左CH、メイン右CH (¼" TRS)
ヘッドホン端子
ステレオ ¼" (レフト・ハンド・コントローラー部手前に配置)
ペダル入力
サスティン、エクスプレッション (¼" TRS; Mod Mapから設定可能または ¼" TS CV入力として使用可能)
CV入力
CV IN 1, CV IN 2 (1/8” TS)
CV出力
CV OUT 1, CV OUT 2 (1/8” TS)
アナログクロック入力
CLOCK IN (1/8” TS)
アナログクロック出力
CLOCK OUT (1/8” TS)
MIDI
5 Pin DIN MIDI入力、出力、スルー
USB端子
USB-B端子 (コンピューターまたはその他のホストMIDIデバイスと通信可能)、USB-A端子 (ホスト機能、MuseをMIDIホストとして他の楽器と接続可能)

電源

電源方式
IECケーブル (100~240VAC; 50 Hz~60 Hz)
バッテリー持続時間
非対応 (バッテリー駆動不可)

付属品

同梱物
Moog Muse 8ボイス・ポリフォニック・アナログ・シンセサイザー本体、IECケーブル、クイックスタートガイド、登録カード、安全&保証マニュアル

その他の特徴

クラシックMoogサウンドの現代化
Minimoog Voyager由来のディスクリートオシレーター、サチュレーションミキサー、デュアルトランジスタラダーフィルター、Moogモジュラー回路にインスパイアされたステレオディスクリートVCAなど、Moogのクラシックなアナログ回路デザインと、先進的なデジタルコントロールを融合。
ステージ・スタジオ対応
パフォーマンス志向のコントロール、直感的なノブ・パー・ファンクション・レイアウト、各モジュールに用意された「More」メニューにより、現代のミュージシャン、プロデューサー、サウンドデザイナーのニーズに応えます。
特徴的なDiffusion Delay™
黄金期のビンテージデジタルラックディレイにインスパイアされた、催眠術的なステレオDiffusion Delay™プロセッサーを搭載。ディフュージョン、マルチタップ、フィルター機能がユニークでパワフルなセットとして、複雑なエコーや飽和していくシマートーンを生み出し、パッチに新しい次元と深みを与えます。最新ファームウェアで拡張されたモジュレーションオプションにより、さらに音作りの幅が広がります。
充実したパフォーマンス機能
パワフルなアルペジエーター、コードメモリー、ポリフォニックシーケンサーを内蔵。深いエディット機能とジェネレーティブな挙動により、音楽的探求を促進します。
堅牢なビルドクオリティ
木製サイドパネルやFatar製鍵盤など、全体的に非常に頑丈で高品質な作りで、プロの現場での使用に耐えうる信頼性があります。

旧モデルとの主な違い

Moog Museは、Moogのこれまでのポリフォニックシンセサイザーの系譜を受け継ぎつつ、新たな方向性を示しています。

商品名
旧モデル:Moog One / 新モデル:MOOG Muse
コンセプト/ターゲット
Moog One: Moogがこれまで作ってきた中で最も究極的で包括的なポリフォニックアナログシンセサイザー。あらゆるサウンドデザインの可能性を追求したフラッグシップモデル。
Moog Muse: ライブパフォーマンスと直感的な操作に焦点を当て、Moogのクラシックな音色を現代のミュージシャンに提供するポリフォニックシンセサイザー。より「Moogらしい」サウンドキャラクターを強調。
ティンブラル構成
Moog One: 3ティンブラル(3つの独立したシンセエンジンを同時に使用可能)
Moog Muse: 2ティンブラル(2つの独立したシンセエンジンを同時に使用可能)
オシレータータイプ
Moog One: トライアングルコアベースのVCO(よりスムーズでダークな音色傾向)
Moog Muse: ソーコアベースのVCO(よりラフでブライトな音色傾向)
※MuseはVoyagerのオシレーターにインスパイアされており、Moog Oneとは異なる「Moogサウンド」を追求しています。
フィルター構成
Moog One: 複数のフィルタータイプ(State Variable Filter (SVF) とMoog Ladder Filter、異なるスロープオプション)
Moog Muse: デュアルトランジスタラダーフィルター (うち1つはハイパス/ローパスモード付き)
エフェクト
Moog One: 広範なデジタルエフェクトセクションを内蔵。
Moog Muse: ユニークなステレオDiffusion Delay™プロセッサーを搭載(他のエフェクトは限定的)。
価格帯
Moog One: Museよりも高価なハイエンドモデル。
Moog Muse: Moog Oneに比べて手頃な価格設定だが、それでもハイエンドシンセサイザーに属する。

Moog Museは、Moog Oneが追求した「究極のサウンドデザイン」という側面から、より「直感的で演奏性の高いMoogポリフォニック」という立ち位置にシフトしています。そのため、一部の機能は簡略化されていますが、その分、クラシックなMoogサウンドの再現性とライブでの使いやすさが向上しています。

モデル別機能比較

Moog Matriarch

  • タイプ: セミモジュラー、4ボイスパラフォニックアナログシンセサイザー
  • パッチメモリー: なし (パッチを保存できない)
  • CV/Gate: 90以上の豊富なパッチポイント
  • ディレイ: アナログステレオディレイ
  • 鍵盤: 49鍵Fatar鍵盤 (ベロシティ、アフタータッチ対応)
  • オシレーター: 4VCO (各VCOがモジュレーターとしても機能)
  • 画面: なし

Moog Subsequent 37

  • タイプ: モノフォニック/デュオフォニックアナログシンセサイザー
  • パッチメモリー: 256プリセット
  • CV/Gate: 限られたCV/Gate入出力
  • ディレイ: なし (外部エフェクトが必要)
  • 鍵盤: 37鍵Fatar鍵盤 (ベロシティ、アフタータッチ対応)
  • オシレーター: 2VCO + 1サブオシレーター
  • 画面: あり (OLED)

MOOG Muse(本製品)

  • タイプ: 8ボイス・アナログ・バイティンブラル・ポリフォニックシンセサイザー
  • パッチメモリー: 16バンク×16パッチ (256パッチ)
  • CV/Gate: CV入力×2、CV出力×2、アナログクロック入出力
  • ディレイ: ステレオDiffusion Delay™ (独自のキャラクターとモジュレーション機能)
  • 鍵盤: 61鍵Fatar鍵盤 (ベロシティ、チャンネルアフタータッチ対応)
  • オシレーター: 2VCO + モジュレーションVCO (オーディオレートで動作可能)
  • 画面: あり (OLED)

競合製品との比較

Moog Museは、その価格帯とポリフォニックアナログシンセサイザーというカテゴリにおいて、いくつかの強力な競合製品が存在します。それぞれの製品が異なる特徴を持つため、自身のニーズに合った選択が重要です。

Sequential Prophet-6

  • ボイス数: 6ボイス
  • 音源: リアルアナログVCO
  • エフェクト: 豊富なデジタルエフェクトを内蔵
  • 特徴: バンクごとに設定可能なボイスモード(ユニゾン、ポリ、モノ)、ボイスごとのパン、コンパクトなサイズ。クラシックなポリフォニックアナログサウンドを追求。
  • 操作性: ノブ・パー・ファンクションの優れた操作性。
  • 価格帯: Museよりやや安価な場合が多い。

UDO Audio Super 6

  • ボイス数: 12ボイス(バイノーラルモードで6ボイス)
  • 音源: FPGAベースのハイブリッドシンセ(アナログとデジタルを融合)
  • エフェクト: 内蔵ディレイとリバーブ。
  • 特徴: 高解像度DDSオシレーターによるクリアでワイドなサウンド、バイノーラル(ステレオ)サウンドデザインに特化、ポリフォニックアフタータッチ対応。
  • 操作性: 直感的でデザイン性の高いインターフェース。
  • 価格帯: Museと同等かやや高価な場合がある。

Sequential Trigon-6

  • ボイス数: 6ボイス
  • 音源: リアルアナログVCO
  • エフェクト: 豊富なデジタルエフェクトを内蔵
  • 特徴: 3VCO構成で、重厚なサウンドが特徴。Sequentialの強力なフィルターとエフェクト。
  • 操作性: 直感的なノブ・パー・ファンクション。
  • 価格帯: Museと同等かやや安価な場合が多い。

Moog Museは、上記の競合製品と比較して、**Moog独自の「あのサウンド」**を8ボイスのポリフォニーで実現できる点が大きな強みです。特に、Voyager由来のオシレーターやクラシックMoog回路の忠実な再現、そして個性的なDiffusion Delay™は、他のシンセでは得られないキャラクターを持っています。また、チャンネルアフタータッチや高性能なFatar鍵盤、USBホスト機能を含む豊富な接続性も魅力です。

一方で、Poly-AftertouchやMPEへの非対応、内蔵エフェクトの種類がDiffusion Delayに限定される点、オーディオ入力がない点などは、特定のニーズを持つユーザーにとっては考慮すべき点となるでしょう。最終的な選択は、求められる音色、演奏性、拡張性、そして予算によって異なります。

ユーザー評価(メリット)

  • **純粋なMoogポリシンセ:** まさに「Moogらしい」サウンドが8ボイスで実現されており、分厚いパッドから鋭いリード、地を這うようなベースまで、期待通りのサウンドが得られます。
  • **直感的で優れた操作性:** ノブ・パー・ファンクションのレイアウトが非常に考えられており、メニューダイブが最小限で済むため、音作りに没頭しやすいです。
  • **パワフルなDiffusion Delay™:** 内蔵エフェクトはこれ一つですが、そのキャラクターとモジュレーションの深さは他にはない魅力があり、サウンドに独特の空間と動きを与えます。
  • **充実したパッチメモリとシーケンサー/アルペジエーター:** 16バンク×16パッチの豊富なプリセットと、深掘りできるシーケンサー、アルペジエーターが楽曲制作のインスピレーションを与えます。
  • **高いビルドクオリティ:** 堅牢なFatar鍵盤と高品質な筐体は、プロの現場での使用にも耐えうる信頼性を提供します。
  • **バイティンブラル機能:** 2つの独立したティンバーをレイヤーやスプリットで使用できるため、音作りの幅が大きく広がります。

ユーザー評価(デメリット)

  • **Poly-Aftertouchの非対応:** チャンネルアフタータッチはありますが、ポリフォニックアフタータッチには対応していないため、表現の幅を求める一部のユーザーには物足りないかもしれません。
  • **内蔵エフェクトの限定性:** Diffusion Delay™は優れていますが、他のエフェクト(コーラス、リバーブなど)は搭載されていないため、多様なエフェクトを求める場合は外部エフェクターが必要です。
  • **オーディオ入力の非搭載:** 外部の音源をMuseのフィルターやエフェクトに通すことができません。
  • **起動時間:** 電源投入から起動までに時間がかかる(約70秒)ため、急なセッションなどには不向きな場合があります。
  • **価格:** Moog製品であるため高価であり、予算によっては手が出しにくいと感じるユーザーもいるかもしれません。
  • **自己ノイズ:** 一部で低レベルの自己ノイズが報告されており、非常に静かな環境でのレコーディングでは気になる可能性があります。

※ 価格や仕様は変更されることがあります。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

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