KORG miniKORG 700Sm

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約 181,390 円〜

目次

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商品説明

「KORG miniKORG 700Sm」は、コルグ初のシンセサイザーである「miniKORG 700」のサウンドへの敬意を表しつつ、現代のミュージシャンの要求に応えるべく強化されたアナログ・シンセサイザーです。2021年に限定生産され瞬く間に完売した「miniKORG 700FS」の機能をすべて踏襲しながら、スリム鍵盤の採用などにより約86%のサイズダウンと5.8kgの軽量化を実現し、手軽に持ち運べるようになりました。

このシンセサイザーは、オリジナルが持つクリアで抜けの良いオシレーターと、象徴的な「トラベラー・コントローラー」を忠実に再現しています。その中でも特に際立つ美しいリードサウンドと太いベースサウンドは、現代の音楽制作やライブパフォーマンスにも完璧にフィットします。

単なる復刻にとどまらず、当時の技術では搭載できなかったスプリング・リバーブやジョイスティック、アフタータッチ、アルペジエーター、USB/MIDI/CV/GATE IN端子、そして待望のメモリー・プログラム・ボタンなど、現代の音楽シーンに対応する多数の新機能が追加されています。これにより、演奏の表現力が格段に向上し、サウンドメイクの可能性が無限に広がります。

また、持ち運びに便利な専用ソフトケースが付属するほか、AIマスタリングができる「Ozone Elements」、キーボード演奏の上達に役立つ「Skoove」、DAWソフト「Reason Lite」、さらにはKORG Collectionから「miniKORG 700S」など、多数の音楽ソフトウェアが無料でバンドルされており、購入後すぐに本格的な音楽制作を始めることができます。
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使用シーンと対象ユーザー

「miniKORG 700Sm」は、その汎用性の高さから様々なシーンで活躍します。

* **ライブパフォーマンス:** 軽量でコンパクトなため、ライブ会場への持ち運びが容易です。太く抜けの良いリードサウンドは、バンドアンサンブルの中でも埋もれることなく存在感を発揮します。オルガンなどの二段鍵盤の上に置く「サブ・キーボード」としての使用も想定されており、直感的な操作パネルは演奏中でもスムーズな音色変化を可能にします。 * **スタジオ制作:** 充実した入出力端子(USB、MIDI IN、CV/GATE IN)により、DAWや他の機材との連携もスムーズ。メモリー・プログラム機能で作成したサウンドを保存し、いつでも再現できるため、効率的な楽曲制作をサポートします。 * **自宅での練習・制作:** 無料バンドルされる音楽ソフトウェアを活用すれば、これ1台で作曲からマスタリング、演奏スキルの向上まで、音楽制作のすべてを体験できます。ヘッドホン端子を搭載しているため、時間を気にせず集中して練習や制作に取り組めます。 * **ビンテージシンセ愛好家:** コルグ初のシンセサイザーのサウンドを忠実に再現しつつ、現代的な機能が加わった本機は、オリジナルのファンはもちろん、アナログシンセの魅力を手軽に体験したい方にも最適です。

特に、**太いアナログベースや美しいリードサウンド**を求めるミュージシャン、**限られたスペースで本格的なシンセサイザーを使いたい**クリエイター、そして**持ち運びやすくライブでも活用できるシンセ**を探しているパフォーマーに最適なモデルです。
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新機能と進化

「miniKORG 700Sm」は、オリジナルの「miniKORG 700S」のサウンドを忠実に再現しつつ、現代の音楽制作環境に合わせた機能拡張が施されています。

* **コンパクト&軽量化:** 2021年発売の限定モデル「miniKORG 700FS」の機能をすべて継承しつつ、スリム鍵盤の採用により約86%のサイズを実現。質量も5.8kgと、格段に持ち運びやすくなりました。 * **表現力の向上:** * **スプリング・リバーブ:** 当時搭載できなかったエフェクトとして、スプリング・リバーブを内蔵。奥行きのある空間表現が可能になりました。 * **ジョイスティック:** ベンドやモジュレーションのためのジョイスティックを追加。よりダイナミックな演奏表現が行えます。 * **アフタータッチ:** 鍵盤を押した後の押し込み具合で音色を変化させるアフタータッチに対応し、さらに豊かな表現が可能になりました。 * **現代のシーンへの対応:** * **アルペジエーター:** リズミカルなフレーズを簡単に生成できるアルペジエーターを搭載。 * **USB端子(type B):** パソコンとの連携が容易になり、MIDIデータの送受信やDAWとの同期が可能です。 * **MIDI IN端子:** 外部MIDI機器からの演奏や制御に対応。 * **CV/GATE IN端子(3.5mm TSミニフォーン・ジャック):** 他のアナログシンセやモジュラーシンセとの連携を可能にし、システム拡張の幅を広げます。 * **メモリー・プログラム・ボタン:** 当時は実現できなかった音色保存機能を追加。一度作成したサウンドを14プログラムまで保存・呼び出しできるため、ライブやスタジオでの音色切り替えがスムーズに行えます。
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トラベラー・コントローラー

「miniKORG 700」シリーズの最も特徴的な機能の一つが、鍵盤下部に配置された2つのスライダーによる**トラベラー・コントローラー**です。

* **フィルターコントロール:** 上側のスライダーがローパス・フィルター、下側のスライダーがハイパス・フィルターのカットオフ周波数をそれぞれ独立してコントロールします。これら2つのスライダーの位置を調整することで、音の表情を自由に変化させることができます。 * **ユニークなサウンドメイク:** 鍵盤を押さえながらスライダーを左右に動かすことで、ワウ、ミュートといった効果に加え、独自の「トラベリング・サウンド」を生み出すことが可能です。 * **物理的制限と自由なサウンドデザイン:** 理論上、2つのスライダーが交差するとすべての周波数がフィルターに引っかかり、音が出なくなります。オリジナルのminiKORG 700では、この物理的な交差を防ぐためにスライダーにつまみに突起が設けられていました。しかし、当時からこの突起を削って新たなサウンドメイクを試みる強者も存在し、海外モデルには突起がないものもありました。

「miniKORG 700Sm」には、この**突起のないトラベラー・ノブも同梱**されており、ユーザー自身で交換が可能です。これにより、サウンドデザインの可能性は無限に広がり、よりユニークな方法でサウンドを作り出す自由が与えられます。
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セカンド・オシレーター

オリジナルの「miniKORG 700」は1オシレーターのモノフォニック・シンセサイザーでしたが、1974年に登場した「miniKORG 700S」では、サウンドのバリエーションを増やすためにセカンド・オシレーターやリング・モジュレーターが追加されました。

「miniKORG 700Sm」は、この機能が拡張された700Sを忠実に復刻しています。2つのオシレーターによる強力なデチューン機能などを活用することで、より厚みのある、抜けが良く太いリードサウンドの変化を深く楽しむことができます。これにより、表現の幅が大きく広がり、現代の音楽制作においても非常にパワフルな音源として機能します。
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付属品とバンドルソフトウェア

「miniKORG 700Sm」は、購入後すぐに音楽制作を始められるように、豊富な付属品と無料バンドルソフトウェアが提供されます。

**付属品:** * ACアダプター(DC 12V) * トラベラー・ノブ(独立タイプ x 2個):突起のないタイプのトラベラー・ノブが付属しており、ユーザーが自由に交換できます。 * 専用ソフト・ケース:持ち運びに便利な軽量設計のソフトケースが付属しています。

**音楽ソフトウェア無料バンドル:** * **Ozone Elements:** AIによるマスタリング機能を備えたソフトウェアで、楽曲の音質を向上させます。 * **Skoove:** キーボード演奏の上達に役立つオンラインレッスンソフトウェアです。 * **Reason Lite:** 高機能なDAW(デジタルオーディオワークステーション)ソフトウェアで、楽曲制作の基盤となります。 * **KORG Collection - miniKORG 700S:** この製品にのみ特別にバンドルされるソフトウェアシンセサイザーで、オリジナルのminiKORG 700SのサウンドをPC上でも楽しめます。 * その他、コルグや他ブランドの多数のソフトウェアシンセが付属し、あなたの音楽をレベルアップさせる様々なツールを手に入れることができます。
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開発者の思い出

コルグのオリジナルminiKORG 700Sの開発者である三枝文夫氏は、この楽器が生まれるまでの道のりを「試作機からずいぶん遠回りした果てに生まれました」と語っています。

コルグが1970年11月12日に発表した日本初のシンセサイザーは、「新しいオルガン」を目指した2段鍵盤の楽器で、ポリフォニックのオルガン部とモノフォニックのシンセ部を内蔵していました。当初はポリフォニックのオルガンとして商品化が検討されましたが、シンセサイザーの時代が来るとは予想できず、モノシンセ部分は切り捨てられ、手動フィルター「トラベラー」を搭載したコンボオルガンとして市販されました。これが後の「KORG」に繋がる「Korgue(通称デカコルグ)」です。

この初の鍵盤楽器は、流通網が未整備だったことや高価だったこともあり、当初はあまり売れませんでした。しかし、アメリカのバイヤーが試作品を見て大量注文したことがきっかけで、「miniKORG 700、700S」が誕生しました。試作一号機から3、4年後のことで、まさに「ずいぶん遠回りをした」結果でした。

miniKORG 700は、欧米のシンセの模倣ではなく、独自の目的を持って設計されました。ソロ楽器としてではなく、電子オルガンの上に載せる「第三の鍵盤」として使われることを前提とし、オルガニストにとっての分かりやすさ、操作のしやすさが重視されました。操作パネルが鍵盤の下に配置されたり、頻繁に使うつまみに特別な形状が採用されたり(通称「浣腸つまみ」)、初めてシンセサイザーに触れる人でも音が途切れないような工夫が凝らされました。

特にトラベラーの2つのつまみには、互いに追い越さないように機械的な制限が設けられていました。しかし、可変範囲を広くしたいという海外ディストリビューターの要望もあり、制限を外したモデルも存在しました。今回の復刻モデルには、この制限ありとなしの2種類のつまみが同梱され、ユーザーが試せるようになっています。

また、当時のシンセサイザーはピッチが不安定でしたが、miniKORG 700はHz/Volt方式を採用することで非常に安定したピッチを実現しました。その安定性は、後に発表されたコルグ初のメーター式ハンディ・チューナー「WT-10」の音源回路にも使用されたほどです。Hz/Volt方式は、電気計測器のアッテネーターの原理からヒントを得た独自の方式で、Oct/Volt方式の他社製品との接続には変換器が必要でしたが、miniKORG 700Smでは両方式の機器を接続できるように設計されています。

エンベロープ・ジェネレーターもATTACKとSINGING/PERCUSSIONの2つのつまみで多様な音が出せるように設計され、ADSR方式ではありませんでした。当時、コルグのシンセは他社と仕様や機能の名称が異なると指摘されることもありましたが、三枝氏は「楽器は個性があるからこそ面白い」という信念を持っていました。

miniKORG 700、miniKORG 700S、そして800DVは兄弟機種で、基本的な回路は同じです。特にこのシリーズは「音が太い」と評されることが多かったですが、設計者には特別なノウハウがあったわけではないとのこと。しかし、音源となる三角波の波形について、「きれいな波形を目指して、オシロスコープを覗いてはいけない」という経験から、「音は音です。音は波の形ではありません」という楽器作りの本質をminiKORG 700Sが教えてくれたと語っています。
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基本仕様

**鍵盤:** 37鍵(スリム鍵盤、ベロシティなし、アフタータッチ対応)
**音域:** 7オクターブ
**波形:** 三角波、矩形波、ノコギリ波、コーラス I、コーラス II
**プログラム数:** 14
**入出力端子:** * USB(type B)端子 * MIDI IN 端子 * SYNC IN/OUT端子(3.5mm TSミニフォーン・ジャック) * CV IN端子(3.5mm TSミニフォーン・ジャック) * GATE IN端子(3.5mm TSミニフォーン・ジャック) * AUDIO IN端子(6.3mm TSフォーン・ジャック、不平衡) * OUT R, L/MONO端子(6.3mm TRSフォーン・ジャック、平衡) * ヘッドホン端子(6.3mm ステレオ・フォーン・ジャック)
**電源:** ACアダプター(DC12V)
**消費電力:** 9 W
**外形寸法(幅×奥行×高さ):** 641 × 227 × 107 mm
**質量:** 5.8 kg
**発売日:** 2025年2月28日 (金)
**機能に関する詳細:** * **ヘッドホン専用端子:** あり (6.3mm ステレオ・フォーン・ジャック) * **サスティンペダル:** 直接接続可能なサスティンペダル端子は明記されていませんが、CV/GATE IN端子やMIDI IN端子を介して外部からの制御で対応できる可能性があります。 * **ピッチシフト:** ジョイスティックによりピッチベンド(ピッチシフト)が可能です。マニュアルによると、ジョイスティックの +/-Y 操作でピッチの変更範囲を PITCH スライダーで設定できます (点灯時は +/- 12半音、つまり1オクターブ)。 * **オクターブシフト:** マニュアルには具体的なオクターブシフトボタンの記載はありませんが、シンセサイザーの「音域: 7オクターブ」という表記や、オリジナルのminiKORG 700が「頻繁に使うオクターブや波形選択スイッチのつまみは、瞬時に切り替えられるように特別な形状にしました」と開発者談にあることから、オクターブの切り替え機能は搭載されていると推測されます。 * **内蔵スピーカー:** なし。ヘッドホンまたは外部スピーカー/アンプへの接続が必要です。 * **ベロシティ(鍵盤の強弱):** なし(ベロシティなしと明記されていますが、アフタータッチに対応しています)。 * **メモリー機能:** 14プログラムの保存が可能。 * **アルペジエーター:** 搭載。 * **エフェクト:** スプリング・リバーブ内蔵。
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比較情報

「miniKORG 700Sm」は、主に2021年に発売された限定モデル**「miniKORG 700FS」**と、オリジナルの**「miniKORG 700S」**と比較されます。

KORG miniKORG 700Sm

* **鍵盤:** 37鍵(スリム鍵盤、アフタータッチ対応) * **サイズ:** 641 × 227 × 107 mm(miniKORG 700FSの約86%) * **質量:** 5.8 kg * **新機能:** スプリング・リバーブ、ジョイスティック、アフタータッチ、アルペジエーター、USB端子、MIDI IN端子、CV/GATE IN端子、メモリー・プログラム(14プログラム) * **トラベラー・ノブ:** 突起あり/なしの両方が同梱 * **セカンド・オシレーター:** 搭載(700Sの機能を踏襲) * **付属品:** 専用ソフトケース、音楽ソフトウェアバンドル

KORG miniKORG 700FS (2021年限定生産モデル)

* **鍵盤:** フルサイズ鍵盤(詳細な鍵盤数は不明だが、Smより大きい) * **サイズ:** miniKORG 700Smより大きい * **質量:** miniKORG 700Smより重い * **新機能:** スプリング・リバーブ、ジョイスティック、アフタータッチ、アルペジエーター、USB端子、MIDI IN端子、CV/GATE IN端子、メモリー・プログラム(14プログラム) * **トラベラー・ノブ:** 突起あり/なしの両方が同梱 (Smと同様の仕様と推測される) * **セカンド・オシレーター:** 搭載(700Sの機能を踏襲) * **付属品:** 専用ハードケースなど

KORG miniKORG 700S (オリジナル 1974年)

* **鍵盤:** (詳細不明だが、FS/Smのベースとなるオリジナルモデル) * **サイズ:** (詳細不明だが、FS/Smのベースとなるオリジナルモデル) * **質量:** (詳細不明だが、FS/Smのベースとなるオリジナルモデル) * **新機能:** なし(当時の技術では搭載できなかった機能) * **トラベラー・ノブ:** 主に突起ありのものが一般的(一部海外モデルには突起なしも存在) * **セカンド・オシレーター:** 搭載(miniKORG 700から追加) * **付属品:** なし * **その他:** メモリー機能なし、アフタータッチなし、MIDI/USB/CV/GATE端子なし

KORG miniKORG 700 (オリジナル 1973年)

* **鍵盤:** (詳細不明だが、最初のモデル) * **サイズ:** (詳細不明だが、最初のモデル) * **質量:** (詳細不明だが、最初のモデル) * **新機能:** なし * **トラベラー・ノブ:** 突起あり * **セカンド・オシレーター:** なし(1オシレーター) * **付属品:** なし * **その他:** メモリー機能なし、アフタータッチなし、MIDI/USB/CV/GATE端子なし。ピッチはHz/Volt方式。

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