Korg microKEY2-49 (有線)

商品説明

KORG microKEY2-49は、コンパクトで使いやすいMIDIキーボードとして、デスクトップでもモバイル環境でも手軽に音楽制作を行いたいクリエイターのために開発されました。初代microKEYのベストセラーコンセプトである「シンプルで簡単」を踏襲しつつ、機能性と利便性を大幅に向上させた第2世代モデルです。

無駄を省いたミニマルなデザインは、使う人が音楽制作に集中できるよう工夫されています。また、サイズはコンパクトながらも、KORGが誇る「ナチュラル・タッチ・ミニ・キーボード」を搭載しており、ミニ鍵盤とは思えないほどの高い演奏性を実現。和音も押さえやすく、速いフレーズの演奏もスムーズに行えます。

特筆すべきは、iPad / iPhoneへの対応強化です。別売りのLightning - USBカメラ・アダプタを使用すれば、モバイルデバイスにUSBケーブル1本で接続可能。ドライバーのインストールも不要で、KORG GadgetやKORG Module、GarageBandなどのアプリをすぐに演奏できます。さらに、ダンパー・ペダル端子（アサイナブル・スイッチ・ジャック）が追加され、演奏表現の幅が広がりました。

初めてMIDIキーボードを選ぶ方から、すでに初代microKEYを愛用し、より便利で使いやすいモデルを求める方まで、あらゆるレベルのユーザーに満足いただけるよう、細部まで徹底的にブラッシュアップされたMIDIキーボードです。

使用シーンと対象ユーザー

このKORG microKEY2-49は、その携帯性と機能性から、多様な音楽制作シーンで活躍します。

• 自宅スタジオでのDTM： 限られたスペースでも本格的な鍵盤入力を行いたい個人クリエイターに最適です。コンパクトなため、デスクスペースを有効活用できます。
• モバイル音楽制作： 軽量かつUSBバスパワー駆動のため、カフェ、公園、旅行先など、場所を選ばずにインスピレーションが湧いたときにすぐに楽曲制作に取りかかれます。iPadやiPhoneとの連携は、モバイル環境での制作を強力にサポートします。
• ライブパフォーマンスのサブキーボード： メインのキーボードに加えて、音源モジュールのコントロールや特定のパートの演奏用に、手軽に持ち運べるサブキーボードとしても有効です。
• 音楽教育・学習用途： ミニ鍵盤ながらも本格的なタッチを持つため、音楽を学び始めたばかりの初心者や学生にとって、自宅での練習用キーボードとして理想的です。付属のソフトウェアバンドルも学習の助けになります。

特に、「シンプルで直感的な操作性」と「高品質な鍵盤タッチ」を重視し、幅広いプラットフォーム（Mac/Windows/iOS）で活用したいユーザーに最適なモデルです。

使用時のポイント・注意事項

KORG microKEY2-49を最大限に活用するために、以下のポイントにご注意ください。

• USB接続の安定性： 本機はUSBバスパワーで動作しますが、接続するコンピューターやUSBハブの給電能力が不足している場合、動作が不安定になることがあります。安定した動作のためには、コンピューターのUSBポートに直接接続するか、給電能力の高いセルフパワーUSBハブの使用を推奨します。
• iOSデバイスとの接続： iPadやiPhoneとの接続には、Apple純正の「Lightning - USBカメラ・アダプタ」が必須です。非純正品では正常に動作しない場合がありますのでご注意ください。
• ダンパーペダルの極性： ダンパーペダルを接続する際は、本機の電源を入れる前にペダルを接続し、電源投入時にペダルを踏み込まないようにしてください。これにより、ペダルの極性が正しく認識され、期待通りの動作が得られます。
• KORG KONTROL Editorの活用： 鍵盤のベロシティカーブなど、よりパーソナルな設定を行いたい場合は、Mac/Windows専用の「KORG KONTROL Editor」ソフトウェアを必ずダウンロードしてご活用ください。これにより、演奏フィールを細かくカスタマイズできます。
• ソフトウェアバンドルの活用： 付属する「KORG Software Bundle」は、音楽制作を始める上で非常に強力なツールです。ダウンロード方法やライセンス認証については、製品に同梱されているKORG Software Bundleの案内をご確認ください。

基本仕様

接続端子

電源

付属品

バンドルソフトウェア

KORG microKEY2シリーズには、購入後すぐに音楽制作を始められるよう、豪華でパワフルな音楽ソフトウェアが無料でバンドルされています。これにより、新たにソフトウェアを購入することなく、幅広いジャンルの音楽制作に挑戦できます。

主なバンドルソフトウェア (ダウンロード提供)

• KORG Module Le (iPad/iPhoneアプリ、特別版): 高品質なピアノ、キーボード、シンセサイザーなどの音色を搭載したサウンドモジュールアプリ。microKEY2を接続することで、音色や機能が拡張されます。
• KORG Collection M1 Le (Mac/Windows用プラグイン): コルグの伝説的なワークステーションシンセサイザー「M1」をソフトウェアで忠実に再現したプラグイン音源。
• Ableton Live 11 Lite (DAWソフトウェア): 人気の音楽制作ソフトウェアAbleton Liveの機能限定版。2023年11月1日よりKORG Software Bundleに追加されました。
• UVI Digital Synsations (シンセサイザー音源): 往年のデジタルシンセサイザーサウンドを網羅した高品位音源。
• AAS Ultra Analog Session (アナログシンセサイザー音源): アナログシンセサイザーの豊かなサウンドを再現。
• AAS Strum Session (アコースティックギター音源): リアルなアコースティックギターサウンドを再現。
• AAS Lounge Lizard Session (エレクトリックピアノ音源): ビンテージエレクトリックピアノのサウンドを再現。
• Propellerhead Reason Limited (DAW音楽制作ソフトウェア): 創造的な音楽制作をサポートするDAW。
• Ableton Live $50割引クーポン

* KORG Collection スペシャル・バンドルはバンドルされていませんが、M1 Leから「KORG Collection スペシャル・バンドル」へは特別価格（￥14,900/税込）でアップグレードすることができます。アップグレードの詳細は KORG app Help Center をご参照ください。

専用エディター・ソフト「KORG KONTROL Editor」

KORG microKEY2-49の細かな設定を、ユーザーの好みに合わせてカスタマイズするための専用ソフトウェアが、Mac / Windows用の「KORG KONTROL Editor」です。このエディターを使用することで、以下のような調整が可能です。

• ベロシティ・カーブの設定: 鍵盤を弾く強さ（ベロシティ）に対して、どの程度の音量変化を与えるか、様々なカーブから選択または詳細に設定できます。これにより、より繊細な表現やダイナミックな演奏フィールを実現できます。
• MIDIチャンネル設定: MIDIキーボードから送信されるMIDIチャンネルを変更できます。
• コントローラーアサインメント: ピッチベンドホイールやモジュレーションホイール、アサイナブル・スイッチ・ジャックなどのコントローラーに、任意のMIDIコントロールチェンジ（CC）メッセージを割り当てることができます。

「KORG KONTROL Editor」は、コルグの公式ウェブサイトから無償でダウンロードできます。製品の性能を最大限に引き出し、自身の演奏スタイルに最適化するために、ぜひご活用ください。

受賞歴と評価

KORG microKEYシリーズは、その優れた品質と市場での高い人気により、数々の賞を受賞し、業界内外で高い評価を得ています。

BCN AWARD 2019 DTM関連機器部門 8年連続1位受賞

コルグは、全国の家電量販店のPOSデータを日次で収集・集計した「BCNランキング」に基づき、パソコン関連・デジタル家電関連製品の年間（1月～12月）販売台数第1位のベンダーを表彰する「BCN AWARD」において、2019年（※2018年1月〜12月の集計）のDTM関連機器部門で8年連続の1位を受賞しました。

この受賞は、microKEYシリーズやnanoシリーズといったコルグのDTM関連機器が、長年にわたり多くのDTMユーザーから支持され、市場を牽引していることの明確な証です。

旧モデル（microKEY 初代）との主な違い

モデル別機能比較

KORG microKEY2シリーズは、鍵盤数と一部のコントローラーに違いがあり、用途に応じて最適なモデルを選択できます。ここでは、各モデルの主な相違点を比較します。

競合製品との比較

KORG microKEY2-49は、MIDIキーボード市場において、そのコンパクトさ、接続性の広さ、そしてKORG独自の鍵盤タッチという点で独自のポジションを確立しています。ここでは、同価格帯や同機能帯の他社製品と比較して、その特徴を浮き彫りにします。

KORG microKEY2-49は、上記の競合製品と比較して、最も優れたポータビリティと、ミニ鍵盤における最高の演奏性（ナチュラル・タッチ）、そしてiOSデバイスへのシームレスな対応が強みです。多機能なコントローラーよりも、シンプルに「鍵盤を弾く」ことに注力し、快適な演奏体験と手軽な音楽制作環境を求めるユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

ユーザー評価（メリット）

KORG microKEY2-49のユーザーからは、特に以下の点が高く評価されています。

• 卓越した携帯性: 49鍵でありながら非常に軽量（1.4kg）かつスリムで、持ち運びや収納が驚くほど簡単。外出先での制作やライブへの持ち込みに最適です。
• 「ナチュラル・タッチ・ミニ・キーボード」の演奏性: ミニ鍵盤にありがちな「弾きにくさ」を感じさせず、和音が押さえやすく、速いパッセージもスムーズに演奏できると絶賛されています。プロのミュージシャンからもサブキーボードとして評価が高いです。
• iPad/iPhoneとの簡単接続: Apple Lightning - USBカメラ・アダプタを介したiOSデバイスとのプラグ＆プレイ接続は、モバイル環境での音楽制作の常識を変える手軽さだと好評です。
• USBバスパワー駆動の利便性: 外部電源が不要で、PCやUSBハブから給電されるため、配線がすっきりし、場所を選ばずに使用できます。
• 豪華なソフトウェアバンドル: 購入するだけでKORG Module LeやM1 Le、Ableton Live Liteなど、質の高いソフトウェア音源やDAWが手に入るため、初心者でもすぐに音楽制作を始められると喜ばれています。
• シンプルで洗練されたデザイン: 余計な装飾がなく、必要な機能に特化したミニマルなデザインは、どんな作業環境にも馴染みます。
• ダンパー・ペダル端子搭載: 49鍵モデルにダンパーペダル端子が追加されたことで、より表現豊かなピアノ演奏が可能になり、ユーザーからの要望に応えた形だと評価されています。

ユーザー評価（デメリット）

一方で、KORG microKEY2-49の改善点や、ユーザーによってはデメリットと感じる可能性のある点も挙げられます。

• 多機能コントローラーの不足: ピッチベンド/モジュレーションホイール以外のノブやフェーダー、ドラムパッドなど、他の多くのMIDIキーボードに搭載されている多機能なコントローラーがありません。より複雑な音源操作やDAWコントロールを求めるユーザーには物足りなく感じるかもしれません。
• ミニ鍵盤特有の慣れ： フルサイズの鍵盤に慣れている演奏者にとっては、やはりミニ鍵盤のサイズ感に慣れるまで時間がかかる場合があります。
• iPad/iPhone接続時のアダプタ必須: iOSデバイスとの接続にはApple純正のLightning - USBカメラ・アダプタが必須であり、これを用意する手間やコストをデメリットと捉える声もあります。
• 25鍵モデルとの機能差： 25鍵モデルに搭載されているジョイスティックやアルペジエーター機能が、37/49/61鍵モデルにはありません。特にアルペジエーターを頻繁に利用するユーザーは、この点を考慮する必要があります。
• ソフトウェアバンドルのアップグレード費用: 付属のKORG Collection M1 Leから全音源を利用するには、別途アップグレード費用が発生する点が、一部のユーザーにとってはデメリットと感じられることがあります。