Subsequent 37



基本情報
製品名: Subsequent 37
タイプ: 2ノート・タイプのパラフォニック・アナログ・シンセサイザー
鍵盤数: 37鍵(ベロシティ、アフタータッチ対応、高品位キーボード)
音源: アナログ音源(Moogシンセサイザーの伝統を継承、2基のオシレーター)
構造: 堅牢なブラック仕上げのスチール製シャシーにアルミ押し出し材、木製側板
操作子: 40個のノブ、74個のスイッチ(ダイレクトな操作性を重視)
モード: DUO MODE(デュオ・モード)搭載(2音を同時に演奏可能)
音源部詳細
オシレーター: 2基の安定性に優れたオシレーター(三角波、鋸歯状波、矩形波、パルス波の4種類の基本波形、連続可変WAVEノブ)
フィルター: 伝統のMoog Ladder Filter(ラダー・フィルター)1基(20Hz〜20kHzのカットオフ範囲)
フィルター機能: MultiDrive(マルチドライブ)、フィルター・スロープ
モジュレーション: 自由にアサインできる2系統のモジュレーション・バス(MOD 1、MOD 2)
LFO: ロー・フリケンシー・オシレーター(LFO)(5種類の波形、HI RANGEボタンで可聴帯域まで周期変更可能、内部/外部MIDIクロック同期可能、KB RESET機能)
エンベロープ: ループ可能な2系統のDAHDSRエンベロープ
ノイズ: ノイズ・レベルをモジュレーション可能
シーケンサー・アルペジエイター
アルペジエイター: 搭載(単音や和音を一連のシーケンスとして演奏、最大64ステップのフレーズ作成・再生可能)
アルペジエイター機能: LATCH機能、RATE調整(2BPM〜280BPM)、SYNC(内部/外部MIDIクロック同期)、TAPテンポ、RANGE(-2オクターブ〜+2オクターブ)、BACK/FORTH、INVERT、PATTERN選択(UP, DWN, ORDR, RND, SEQ, REC)
ステップ・シーケンサー: 内蔵(最大64音のパラフォニック・ステップ・レコーダー)
シーケンサー機能: ステップごとのノート・ナンバー(1音または2音)、ベロシティ、レスト/タイの有無、SEQ MOD(モジュレーション)の値記録・編集可能
ステップ・エディット・モード: リアルタイム・非リアルタイムでの編集(ファースト・ステップ/ラスト・ステップ設定、ROTATE(ローテート)、SKIP(スキップ)、RATCHET(ラチェット)機能)
シーケンス保存: プリセットごとにメモリー可能
グライド機能
機能: 2つの音程間を滑らかにつなぐ(ポルタメント、グリッサンド)
コントロール: TIMEノブ、OSC(グライドをかけるオシレーター選択)、TYPE(LCR, LCT, EXPの3タイプ)、GATEDボタン、LEGATOボタン、ON/OFFボタン
接続端子
電源コネクター: 付属電源コード接続用(ユニバーサル電源内蔵:100〜240V, 50/60Hz対応)
オーディオ出力: 1/4インチ(6.35mm)標準プラグ仕様の楽器用ケーブル(シールド)用〔AUDIO OUT〕ジャック
ヘッドフォン端子: 1/4インチ(6.35mm)標準ステレオ・プラグ用ジャック(フロントパネル右下)
外部オーディオ入力: 〔EXT IN〕ジャック(ラインレベル対応、アンバランス、Subsequent 37のフィルターで加工可能)
USB端子: USBポート(USB-MIDI対応、USBドライバーソフト不要、USBオーディオ信号は非対応)
MIDI端子: MIDI INコネクター、MIDI OUTコネクター(5ピンDIN、デフォルトMIDIチャンネルは送信/受信ともに「1」)
コントロール・ボルテージ(CV)入力: 〔PITCH CV〕、〔FILTER CV〕、〔VOL CV〕インプット(Moog EP-3などのエクスプレッション・ペダルや0〜+5VのCV接続可能、PITCH CVは1V/Oct規格)
ゲート入力: 〔KB GATE〕インプット(+5V信号でエンベロープがトリガー)
電源
電源方式: AC電源(100〜240V, 50/60Hz)
消費電力: 13W
プリセット管理
プリセット数: 256個(エディット可能、工場出荷時保存)
バンク構成: 16個のバンクに分かれ、各バンクに16個のパッチ(音色プログラム)
機能: プリセット選択、プリセットのリネーム、プリセットのセーブ(上書き注意)、COMPARE機能(エディット中の音色と元の音色の比較)
モード: プリセット・モード、パネル・モード(フロントパネルのセッティングを反映した音色、別のバッファにメモリー可能)
パネル初期化: 〔PANEL/INIT〕ボタン長押しでセッティングをデフォルト状態に初期化可能
その他の特徴
DAW連携: 各ノブやスイッチはMIDIメッセージを送受信可能、DAWのオートメーションに対応、パワフルなMIDIコントローラーとしても活用可能
MIDIパニック機能: MIDIエラーなどで音が止まらなくなった際に、MIDIパニック・メッセージ(オール・ノート・オフ、コントローラー・オフ)を送信可能
内部クロック同期: アルペジエイターやLFOは内部クロックまたは外部MIDIクロックと同期可能
チューニング安定性: アナログ・シンセサイザーとしては非常に安定度の高い設計
ウォームアップ時間: 電源投入後、オシレーターのチューニングが安定するまで60秒ほど温める必要がある場合あり(特に冬季など)
信号経路: オーディオ信号とコントロール信号の2種類(図で説明あり)
付属品
Subsequent 37シンセサイザー本体
電源コード
ユーザーズ・マニュアル
愛用者カード
設置・演奏に必要なアイテム(付属品以外)
Subsequent 37本体を安定して支えられるスタンド、またはテーブル
1/4インチ(6.35mm)標準プラグ仕様の楽器用ケーブル(シールド)とアンプ内蔵スピーカー、または1/4インチ(6.35mm)標準ステレオ・プラグ仕様のヘッドフォン
適切に配線されているコンセント
※ 価格や仕様は変更されることがあります。最新の情報は公式サイトをご確認ください。
目次
商品説明
「moog Subsequent 37」は、アナログ・シンセサイザーとして非常に高い評価を受けている製品です。37鍵盤の配置と、精緻なアナログサウンドで、特に音楽制作やライブパフォーマンスにおいてその実力を発揮します。
クリエイティブな音作りができる豊富なモジュレーション機能や、個性を引き出すフィルター設計が特徴です。また、直感的な操作性を重視したインターフェースが、初心者から上級者まで幅広く対応します。
使用シーンと対象ユーザー
「moog Subsequent 37」は、音楽制作を行うプロフェッショナルや、ライブパフォーマンスを行うアーティストに最適です。また、シンセサイザーに慣れていない方でも、簡単に操作を学ぶことができる設計となっています。アナログサウンドにこだわるユーザーに特におすすめです。
使用時のポイント・注意事項
長時間使用時には、シンセサイザーの熱がこもる可能性がありますので、通気性の良い場所で使用してください。また、音量や周囲の環境にも配慮し、使用後は冷却時間を確保することをおすすめします。
基本仕様
接続端子
電源
付属品
旧モデルとの主な違い
競合製品との比較
「moog Subsequent 37」は、同価格帯の他社製品と比較して、音質や操作感において大きなアドバンテージを持っています。また、アナログシンセサイザーとしては非常に使いやすく、特にフィルター周りの音作りにおいて他製品とは一線を画しています。
ユーザー評価(メリット)
ユーザー評価(デメリット)