UNO Synth



基本情報
製品名: UNO Synth
メーカー: IK MULTIMEDIA
タイプ: アナログシンセサイザー
ボイス数(ポリフォニー): 1ボイス
シンセシス構造: 2 VCO、ノイズジェネレーター、1 VCF、1 VCA、2 EG、1 LFO
音源部詳細
VCO(電圧制御オシレーター)
- VCO数: 2
- 可変波形: Triangle(三角波)、Sawtooth(ノコギリ波)、Pulse(パルス波、可変パルス幅付き)
ノイズジェネレーター
- 内蔵
VCF(電圧制御フィルター)
- タイプ: 2ポールレゾナントマルチモードフィルター
- コントロール: Cutoff(カットオフ)、Resonance(レゾナンス)、Env Amount(エンベロープ量)、Drive(ドライブ)
LFO(低周波オシレーター)
- LFO数: 1
- 波形: 7種類(Sine、Triangle、Square、Saw Up、Saw Down、Random、Sample & Hold)
- コントロール: Rate(レート)
- モジュレーションデスティネーション: Amp(アンプ)、Pitch(ピッチ)、Filter(フィルター)、PWM(パルス幅変調)、Waveshape(波形変調)
- MIDI CCによる制御: PWMとWaveshapeはMIDI CC経由で制御可能
EG(エンベロープジェネレーター)
- EG数: 2つ(フィルター用、アンプリチュード用)
- フルADSR: MIDI経由でフルADSR制御可能
プリセット
プリセット数: 100プリセット
- ファクトリープリセット: 20(書き込み不可)
- ユーザープリセット: 80
鍵盤とコントロール
鍵盤: なし(ノブとタッチパッドによる演奏・入力)
ノブ: 7個(4つのマトリックス、3つの固定)
選択可能なスケール: 13種類(Chromatic、Major、Minor、Major Pentatonic、Minor Pentatonic、Major Blues、Minor Blues、Harmonic Minor、Mixolydian、Dorian、Klezmer、Hungarian Gypsy、Spanish Gypsy、Japanese、South-East Asian)
シーケンサー
ステップ数: 16ステップシーケンサー
録音方式: リアルタイム録音、ステップ録音(パラメーター録音対応)
パラメーター録音: ステップごとのリアルタイムパラメーター録音
再生方向: 3方向(Forward、Backward、Forward and Backward)
ステップ長: 1〜16ステップ間で選択可能
アルペジエーター
モード数: 10モード
オクターブ範囲: 4オクターブ
コントロール: ホールドコントロール
エフェクト
種類: ディレイ、Dive、Scoop、Vibrato、Wah、Tremolo
接続端子
オーディオ出力: ミニジャック 3.5mm ステレオ(モノラル加算)
オーディオ入力: ミニジャック 3.5mm ステレオ(モノラル加算)
MIDI: 2 x MIDI 2.5mm ミニジャック(DINケーブル付属 IN/OUT)
USB: 1 x Micro USB*
USB接続時の注意点: *USB電源には固有のグランドノイズがあるため、UNO SynthをUSB経由でコンピューターに直接接続すると、USB壁充電器やバッテリーで動作させる場合よりもノイズや干渉が多く聞こえる場合があります。直接コンピューターに接続する場合、USBアイソレーターまたはバランス入力側でグランドが接続されていないカスタムTRSケーブルをプリアンプやオーディオインターフェースのバランス入力に接続することで、USBグランドノイズやその他の干渉を減らすことができます。
電源
電池: 単3形乾電池4本(アルカリ、ニッケル水素)
外部電源: Micro USBコネクター
オプション: UNO Synth Power Bank(別売)
サイズ・質量
サイズ: 25.6cm(幅) x 15cm(奥行) x 5cm(高さ)
重量: 400g(バッテリー含まず)
付属品
- UNO Synth 本体
- Micro USB to USB-A ケーブル 1本 (60cm/23.62インチ)
- 2.5mm TRSオス to MIDIメスアダプター 2本 (10cm / 3.9インチ)
- 単3形アルカリ乾電池 4本
UNO Synth Editor 互換性
ファームウェア要件: UNO Synth Editorにはファームウェアバージョン1.1.1以降のUNO Synthが必要です。
iOSデバイス
- 対応: 64-bit iPhone, iPad, iPod touch
- OS要件: iOS 10以降
コンピューター
- アプリケーション: 64-bitアプリケーション
- 要件: 64-bit CPUとオペレーティングシステムが必要
Mac® (64-bits)
- 最小要件: macOS 10.11以降
Windows® (64-bits)
- 最小要件: Windows 8以降
メーカー保証
保証に関する法的詳細については、公式サイトの"Legal detail | Warranty"をご確認ください。
※ 価格や仕様は変更されることがあります。最新の情報は公式サイトをご確認ください。
目次
商品説明
UNO Synthは、IK Multimediaが誇るコンパクトながら本格派のアナログモノフォニックシンセサイザーです。手軽にアナログシンセサイザーのサウンドを体験したい初心者から、モバイル環境での音作りにこだわりたいプロフェッショナルまで、幅広いユーザーに支持されています。その小さなボディからは想像できないほどの豊かなサウンドと、直感的な操作性が魅力です。
デュアルVCOとノイズジェネレーターを搭載し、多彩な波形選択とモジュレーションにより、温かみのあるベースライン、鋭いリードサウンド、実験的なテクスチャーなど、幅広い音作りが可能です。また、100種類のプリセット(うち80種類はユーザー保存可能)を搭載しており、購入後すぐに様々なサウンドを楽しむことができます。
16ステップシーケンサーとアルペジエーターを内蔵しており、リアルタイムでの演奏録音や、複雑なフレーズの構築も簡単に行えます。ライブパフォーマンスはもちろん、楽曲制作のアイデア出しにも最適なツールです。
非常に軽量・コンパクトな設計で、単4形電池4本またはUSB給電で駆動するため、スタジオ、自宅、外出先など、場所を選ばずに持ち運び、インスピレーションが湧いたらいつでも音作りを始めることができます。豊富な接続端子と対応ソフトウェアにより、他の機材との連携もスムーズに行え、音楽制作の可能性を広げます。
使用シーンと対象ユーザー
UNO Synthは、その携帯性と本格的なサウンドにより、様々なシーンで活躍します。自宅でのサウンドデザインや作曲、ライブパフォーマンスでの個性的な音源として、またモバイル環境での音楽制作やセッションにも最適です。
特に、アナログシンセサイザー入門者には、直感的な操作性と豊富な機能で音作りの楽しさを教えてくれるでしょう。また、外出先でのインスピレーションを形にしたいクリエイターや、手軽に持ち運べるサブシンセサイザーを探しているプロデューサーにも、そのコンパクトさとパワフルなサウンドは魅力的な選択肢となります。音楽教育の場や、ワークショップなどでの使用にも適しています。
使用時のポイント・注意事項
UNO Synthを最大限に活用し、長くお使いいただくためにいくつかのポイントと注意事項があります。USB給電をご利用の際は、安定した電力供給のため、USBアイソレーターやバランス入力の使用を推奨します。これにより、USB接続時に発生しやすいグラウンドノイズを低減し、よりクリアなサウンドを楽しむことができます。
本体は軽量で持ち運びやすいですが、衝撃や水濡れには注意し、高温多湿な場所での保管は避けてください。また、ヘッドホンや外部スピーカーを使用する際は、音量設定に注意し、聴覚を保護するためにも適切な音量でご使用ください。ファームウェアは定期的に更新され、新機能の追加や改善が行われるため、最新バージョンを公式サイトで確認することをおすすめします。
基本仕様
シンセシス詳細
プリセット・シーケンサー
キーボード・コントロール
内蔵エフェクト
接続端子
電源
サイズ・重量
対応ソフトウェア
付属品
その他の特徴
UNO Synthは、そのコンパクトな見た目からは想像できないほど多くの魅力的な特徴を備えています。
競合製品との比較
UNO Synthは、その価格帯や機能において、いくつかの競合製品と比較されます。ここでは、KORG MonologueとNovation Bass Station IIとの比較を通して、UNO Synthの独自性と強みを掘り下げます。
UNO Synth (IK Multimedia)
KORG Monologue (KORG)
Bass Station II (Novation)
UNO Synthは、上記2機種と比較して、特にその圧倒的な軽量性とコンパクトさが際立っています。電池駆動に対応し、USB給電も可能なため、場所を選ばずに使用できる点が大きなメリットです。内蔵エフェクトの種類も豊富で、さらにTRS-MIDI変換ケーブルが付属するため、MIDI接続もスムーズです。一方で、鍵盤は静電容量式であり、KORG MonologueやNovation Bass Station IIのような物理的な鍵盤とは異なるため、演奏感には好みが分かれるかもしれません。しかし、その価格帯と機能のバランスは、特にモバイル環境での使用や、アナログシンセ入門機としては非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
ユーザー評価(メリット)
UNO Synthのユーザーからは、その携帯性、サウンド、使いやすさに関して多くの肯定的な意見が寄せられています。
ユーザー評価(デメリット)
一方で、UNO Synthにはいくつかの改善点や考慮すべき点も指摘されています。