Black Corporation VICTOR

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約 12,980 円〜

目次


商品説明

BEHRINGER (ベリンガー) の「VICTOR」は、ユーロラック規格のクアッド ベクトル モーフィング オシレーター モジュールです。ジョイスティックの直感的な操作で波形をモーフィングさせ、リードトーン、壮大なコード、幻想的なサウンドスケープといった多彩な音色を生成できます。特に、伝説的なシンセサイザー「Prophet VS*」のサウンドエンジンを忠実に再現している点が大きな特徴です。

VICTORは、ウェーブテーブルシンセシスを採用しており、最大128種類の波形を利用可能です。これにより、非常に多用途な音作りが可能になり、既存のユーロラックシステムへの強力な追加モジュールとして機能します。中央のジョイスティックに加え、XMODボタンとYMODボタンを使用することで、外部信号による変調の深さを細かく設定できます。また、周波数範囲は最大7半音まで調整可能で、幅広いサウンドデザインに対応します。ファームウェアアップデートはUSB Type-Cポート経由で簡単に行えます。


使用シーンと対象ユーザー

Behringer VICTORは、その独自の音源と操作性により、様々な音楽制作やパフォーマンスのシーンで活躍します。

  • モジュラーシンセサイザーの拡張: ユーロラックシステムにベクトルシンセシスを追加したいユーザーに最適です。既存のモジュールと組み合わせて、より複雑で動きのあるサウンドを生成できます。
  • サウンドデザイナー: 128種類の波形とモーフィング機能を駆使して、SFXや環境音、実験的なサウンドを作成するのに役立ちます。
  • ライブパフォーマンス: ジョイスティックによるリアルタイムでの波形モーフィングは、ライブ演奏にダイナミックな変化と表現力を加えます。
  • スタジオ制作: リード、パッド、コードといった幅広い音色を生み出し、楽曲に深みと個性を与えることができます。特に「Prophet VS」のようなビンテージシンセサウンドを求めるユーザーに適しています。
  • ウェーブテーブルシンセシス愛好家: ウェーブテーブルの豊富なバリエーションとモーフィング機能により、新しい音の探求を楽しめます。

特に、ユーロラック環境で独自の音源を探しているクリエイターや、複雑なウェーブテーブルサウンドを直感的に操りたいミュージシャンに最適なモジュールです。


使用時のポイント・注意事項

Behringer VICTORを最大限に活用し、安全にお使いいただくためのポイントと注意事項です。

  • ユーロラック電源の確認: VICTORはユーロラック規格のモジュールであり、適切なユーロラックケースと電源が必要です。消費電力は+12Vで130mA、-12Vで10mAです。ご使用のケースの電源容量を確認し、供給が十分であることを確認してください。
  • CV/Gate接続: V/oct、GATE、FM、X/Y入力は全て3.5mm TSジャックです。接続するケーブルが正しい規格であることを確認してください。特にCV入力は-5V~+5Vの範囲に対応しています。
  • ファームウェアアップデート: 最新の機能やバグ修正のために、定期的にBehringer公式サイトでファームウェアのアップデート情報を確認し、必要に応じてUSB Type-Cポート経由で適用してください。Windows 7以降またはMac OS X 10.10以降のOSがサポートされています。
  • 操作子の特性: ジョイスティックは音色モーフィングの核となる操作子です。XMOD、YMODボタンと組み合わせて、外部CV入力の変調深度を調整することで、さらに複雑な音の変化を楽しめます。
  • 熱管理: 標準使用温度は5°C~40°Cです。高温環境での使用は避け、適切な換気がある場所で使用してください。
  • OLEDディスプレイ: 視認性の高いOLEDディスプレイが搭載されていますが、直射日光の当たる場所や高温下での長時間の使用は、ディスプレイの寿命に影響を与える可能性があります。

基本仕様

発売日
2023年9月19日
鍵盤数
なし(ユーロラックモジュールのため、外部MIDIコントローラーやシーケンサー、CV/Gateからの入力で制御)
タイプ
ユーロラックモジュール、デジタルシンセサイザー、ベクトルモーフィングオシレーター
音源
ベクトルシンセシス(Prophet VS*サウンドエンジン忠実再現)、4ベクトルオシレーター(ボイスごとに4 OSC)、128種類の波形とウェーブテーブルシンセシス
アフタータッチ
非搭載(外部MIDIコントローラーに依存)
ボイス数
1ボイス
オシレーター数
4ベクトルオシレーター
フィルター
VICTOR自体に内蔵フィルターは明記されていませんが、ユーロラックシステム内で外部フィルターモジュールと組み合わせて使用します。
エフェクト
内蔵エフェクト機能は明記されていません。ユーロラックシステム内で外部エフェクトモジュールと組み合わせて使用します。
プリセット
モジュール自体にユーザープリセットの保存機能は明記されていませんが、ウェーブテーブルは128種類利用可能です。
スクリーン
2.5cm(0.98インチ)OLEDディスプレイ
サイズ(H x W x D)
128 x 70 x 27 mm (5.04 x 2.75 x 1.06インチ)
ユーロラックサイズ
14HP
重量
0.129kg (0.284lbs)
標準使用温度
5°C~40°C (41°F~104°F)

接続端子

USB端子
USB Type-Cソケット (ファームウェアアップデート用)
MIDI端子
なし (ユーロラックモジュールのため、外部MIDI to CVコンバーターなどを使用)
オーディオ入出力
MIX出力: 3.5mm TSジャック、DC結合、インピーダンス1kΩ
CV入力
  • V/oct: 3.5mm TSジャック、-5V~+5Vの範囲、インピーダンス50kΩ
  • GATE: 3.5mm TSジャック、Vトリガー、インピーダンス50kΩ
  • FM: 3.5mm TSジャック、-5V~+5Vレンジ、インピーダンス50kΩ
  • X / Y: 2 x 3.5mm TSジャック、-5V~+5Vレンジ、インピーダンス50kΩ
CV出力
  • X / Y: 2 x 3.5mm TSジャック、-5V~+5Vレンジ
ヘッドホン端子
なし(直接ヘッドホンを接続することはできません。外部ミキサーやオーディオインターフェースを介してモニターが必要です。)
サスティンペダル
非対応(モジュール単体では対応していません。ユーロラックシステム内で他のモジュールやMIDI to CVコンバーターと組み合わせてサスティン効果を制御することは可能です。)
ピッチシフト可能
可能(V/oct入力やFM入力、ジョイスティック操作、周波数調整によりピッチの変更が可能)
オクターブシフト可能
可能(V/oct入力やジョイスティック操作によりオシレーターのピッチを調整し、オクターブ単位でのシフトが可能です。)

電源

電源方式
ユーロラック電源(130mA@+12V / 10mA@-12V)
バッテリー持続時間
非対応(バッテリー駆動はできません。ユーロラックケースの電源から供給されます。)

付属品

ケーブル
なし(パッチケーブル等は別売です)
説明書
クイックスタートガイド付属(詳細はメーカーサイトよりダウンロード可能です)
その他
取り付けネジ、電源ケーブル(ユーロラックバスボード接続用)

その他の特徴

ベクトルシンセシス
「Prophet VS*」シンセサイザーのサウンドエンジンを忠実に再現。4つのオシレーターをジョイスティックで直感的にモーフィングさせ、時間とともに変化する複雑なサウンドテクスチャを生成します。
ウェーブテーブル
最大128種類の波形を内蔵しており、多様な音色をカバーします。ウェーブテーブル内の波形を滑らかにモーフィングすることで、非常に表現豊かなサウンドを実現します。
直感的な操作性
中央のジョイスティックにより、4つのオシレーター間のミキシングをリアルタイムで操作可能。直感的なサウンドデザインを可能にします。
OLEDディスプレイ
視認性の高いOLEDディスプレイを搭載し、現在の波形や設定を視覚的に確認できます。
幅広いサウンドモデリング
焼け付くようなリードトーン、壮大なコード、ムーディーで幻想的なサウンドスケープなど、あらゆるサウンドを実現可能です。
CV入出力
V/oct、GATE、FM、X/Yの各CV入力により、他のモジュールからの制御が可能。また、ジョイスティックのX/Y CV出力により、VICTORの操作で他のモジュールを制御することも可能です。
ファームウェアアップデート対応
USB Type-Cポート経由でファームウェアのアップデートが可能で、将来的な機能拡張や改善に対応します。

旧モデルとの主な違い

Behringer VICTORは、特定の旧モデルの直接的な後継機というよりは、新しいコンセプトのユーロラックモジュールとして登場しました。しかし、同社の既存のオシレーターモジュールや、忠実に再現したとされる「Prophet VS」のコンセプトと比較することで、その独自性を理解できます。

商品名
旧コンセプト:Prophet VS* / 新モデル:BEHRINGER VICTOR
コンセプト
旧コンセプト(Prophet VS*):スタンドアロンのデジタルシンセサイザー、ベクトルシンセシスの先駆け / 新モデル(VICTOR):ユーロラック規格のモジュールとして、Prophet VSの「サウンドエンジン」に特化して再現
フォーマット
旧コンセプト(Prophet VS*):キーボード一体型シンセサイザー / 新モデル(VICTOR):ユーロラックモジュール
ウェーブテーブル
旧コンセプト(Prophet VS*):特定のウェーブテーブルを搭載 / 新モデル(VICTOR):128種類のウェーブテーブルを搭載し、多様な音作りに対応
インターフェース
旧コンセプト(Prophet VS*):フロントパネルに多数のボタンとエンコーダー / 新モデル(VICTOR):ジョイスティックを中心に、ユーロラックモジュールとしての限られたスペースで直感的な操作性を実現

モデル別機能比較

Behringer VICTORは、同社のユーロラック用オシレーターモジュールの中でも、ベクトルモーフィングという独自のコンセプトを持つため、既存の製品ラインナップとは異なる特性を持っています。ここでは、代表的なモジュールの違いを比較します。

BEHRINGER BRAINS (Mutable Instruments Plaitsクローン)

  • タイプ: マルチエンジン・デジタルオシレーター
  • 音源: 複数のシンセシスモデル(フィジカルモデリング、FM、ウェーブテーブルなど)を搭載
  • ウェーブテーブル: 特定のウェーブテーブルアルゴリズムを含む
  • 操作性: エンコーダーとボタンによるメニューベースの操作、シンプルなCV入力
  • 特徴: 幅広い音色をカバーする汎用性の高いオシレーター、OLEDディスプレイ搭載

BEHRINGER 2600 VCO (ARP 2600 VCOクローン)

  • タイプ: アナログ電圧制御オシレーター
  • 音源: アナログ回路による波形生成(サイン、三角、ノコギリ、パルス)
  • ウェーブテーブル: なし
  • 操作性: アナログノブとスイッチによる直接的な操作
  • 特徴: クラシックなアナログサウンド、安定したピッチと幅広い音域

BEHRINGER VICTOR(本製品)

  • タイプ: クアッドベクトルモーフィングオシレーター
  • 音源: Prophet VS*サウンドエンジンを再現したベクトルシンセシス、4ベクトルオシレーター
  • ウェーブテーブル: 128種類の波形とウェーブテーブルシンセシス
  • 操作性: ジョイスティックによる直感的な波形モーフィング、X/Y CV入出力
  • 特徴: 複雑な音色変化とサウンドスケープの生成、OLEDディスプレイ搭載

競合製品との比較

Behringer VICTORは、ユーロラック市場において独自のウェーブテーブルとベクトルモーフィング機能を提供するモジュールですが、他のメーカーからもユニークなオシレーターやウェーブテーブルモジュールが提供されており、それぞれ異なるアプローチと特徴を持っています。

Mutable Instruments Plaits (またはそのクローン)

  • タイプ: マルチエンジン・デジタルオシレーター
  • 音源: 物理モデリング、FM、グラニュラー、ウェーブテーブルなど多様なアルゴリズム
  • ウェーブテーブル: 搭載(特定のアルゴリズム内で)
  • 操作性: 少ないノブで多機能を制御、メニュー選択式
  • 特徴: 非常に汎用性が高く、幅広いサウンドキャラクターを生成可能。多くのクローンが存在する。

Make Noise DPO (Dual Primary Oscillator)

  • タイプ: アナログ・コンプレックスオシレーター
  • 音源: 2つのアナログオシレーターが複雑に相互作用(FM、波形整形など)
  • ウェーブテーブル: なし
  • 操作性: 多数のCV入力とノブによる深いパッチングと音作り
  • 特徴: ウェストコーストシンセシスの代表格。有機的でリッチな倍音を持つサウンドが特徴。

RYK Modular Vector Wave

  • タイプ: デジタルウェーブテーブルオシレーター
  • 音源: ウェーブテーブルシンセシス、カスタムウェーブテーブルロード可能
  • ウェーブテーブル: 搭載、ユーザーによるカスタムウェーブテーブルのロードが可能
  • 操作性: 内蔵ジョイスティック、4つのウェーブシェイピングエンコーダー
  • 特徴: カスタムウェーブテーブルの柔軟性が高く、内蔵ジョイスティックによるパフォーマンス性が高い。

BEHRINGER VICTOR(本製品)

  • タイプ: クアッドベクトルモーフィングオシレーター
  • 音源: Prophet VS*サウンドエンジンを再現したベクトルシンセシス、4ベクトルオシレーター、128種類の波形
  • ウェーブテーブル: 128種類のウェーブテーブルを搭載
  • 操作性: ジョイスティックによる直感的な波形モーフィング、X/Y CV入出力
  • 特徴: 「Prophet VS」のサウンドをユーロラックで再現するユニークなモジュール。コンパクトながら深みのあるベクトルシンセシスサウンドを実現。

VICTORは、特に「Prophet VS」のベクトルシンセシスに特化している点が大きな強みです。汎用性の高いPlaitsや、複雑なアナログサウンドのDPOとは異なり、ジョイスティックによる直感的なウェーブモーフィングに焦点を当てています。RYK Modular Vector Waveもジョイスティックを持つ点で似ていますが、VICTORはより特定のサウンドエンジン再現に注力しているのが特徴です。


ユーザー評価(メリット)

  • 忠実なProphet VSサウンド: 伝説的なProphet VSのサウンドエンジンをユーロラックで手軽に体験できる点が非常に高く評価されています。独特のベクトルシンセシスサウンドが魅力です。
  • 直感的なジョイスティック操作: 中央のジョイスティックを動かすだけで音色をリアルタイムにモーフィングできるため、演奏や音作りの表現力が格段に向上します。
  • 豊富なウェーブテーブル: 128種類もの内蔵波形により、幅広い音色の可能性を秘めています。飽きることなく新しいサウンドを探求できます。
  • コンパクトなサイズ: 14HPというコンパクトなユーロラックサイズでありながら、非常に強力なサウンドエンジンを搭載しているため、小規模なシステムにも組み込みやすいです。
  • 視認性の高いOLEDディスプレイ: 音色の変化や波形を視覚的に確認できるOLEDディスプレイが、より直感的な音作りをサポートします。
  • 高いCVコントロール性: 各種CV入力に加え、ジョイスティックのX/Y CV出力により、他のモジュールとの連携が非常に柔軟で、複雑なモジュレーションルーティングが可能です。

ユーザー評価(デメリット)

  • ユーロラック専用: モジュール単体では機能せず、ユーロラックケースと電源が必須となるため、初心者には導入のハードルが高い場合があります。
  • 限定的なI/O: ヘッドホン端子やMIDI IN/OUT端子を直接搭載していないため、PCや他のMIDI機器と連携するには追加のモジュール(MIDI to CVコンバーターなど)やインターフェースが必要です。
  • エフェクト非搭載: 内蔵エフェクトがないため、リバーブやディレイなどの空間系エフェクトは別途モジュールを追加する必要があります。
  • 複雑な音作りの学習曲線: ジョイスティック操作は直感的ですが、ベクトルシンセシスやウェーブテーブルの概念、そしてユーロラックシステム全体を理解するには、ある程度の学習時間が必要です。
  • 特定のサウンドに特化: Prophet VSサウンドを再現することに強みがありますが、汎用的なオシレーターとして様々なシンセシス方式をカバーしたい場合は、他のモジュールも検討する必要があるかもしれません。

※ 価格や仕様は変更されることがあります。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

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