UNO Synth Pro X

UNO Synth Pro X

UNO Synth Pro X
UNO Synth Pro X
UNO Synth Pro X
約 59,400 円〜

目次

商品説明

IK MULTIMEDIA (アイケーマルチメディア) の「UNO Synth Pro X」は、同社のUNO Synth Proの機能を踏襲しつつ、さらにコンパクトな筐体に数多くのコントロールノブを搭載することで、30を超える機能にダイレクトにアクセスできるアナログ・シンセサイザーです。3基のウェイブモーフィング方式アナログオシレーターを搭載し、三角波、ノコギリ波、パルス波といった異なる波形間をモーフィング可能で、PWM、SYNC、FM、RINGといった機能により幅広い音作りが可能です。

本製品は、2ポールのOTAマルチモードフィルターと、Prophet 5 rev.4に採用されたSSIチップによる2/4ポールローパスフィルターの2基のアナログフィルターを搭載し、これらは直列・並列接続が可能です。また、新しいベースラインモードを含む4種類のボイスモード(モノ、レガート、パラフォニック、ベースラインモード)が選択でき、特にベースラインモードでは往年のベースラインマシンの名機を彷彿とさせるフィルター操作が楽しめます。

3基のADSRエンベロープ(フィルター用、アンプリチュード用、モジュレーションマトリックス用)と、2基のLFO(サイン波、三角波、ノコギリ波、矩形波、ランダム、サンプル&ホールド、ノイズの10種類)により、複雑なサウンドデザインが可能です。これらは16スロットのモジュレーションマトリックスで自由自在にアサインでき、音作りの可能性を無限に広げます。

パフォーマンス面では、パラメーターオートメーションに対応した64ステップシーケンサーと、10モードのアルペジエーターを搭載し、リアルタイムでの演奏やフレーズ生成をサポートします。アナログオーバードライブを含む3種類のエフェクトスロットには、10種類のスタジオエフェクト(モジュレーション2種、ディレイ5種、リバーブ3種)が利用可能で、外部エフェクターなしでも完成度の高いサウンドメイクが可能です。

また、USB、MIDI、CV/GATE入出力端子を装備しており、ラップトップコンピューター、MIDIキーボード、ユーロラックモジュラーなど、既存のセットアップにスムーズに統合できます。超軽量(800g)でウルトラポータブルな設計のため、スタジオだけでなく、どこへでも持ち運んで演奏、シーケンス作成、パフォーマンスを楽しむことができます。

使用シーンと対象ユーザー

IK MULTIMEDIA UNO Synth Pro Xは、その高度な機能とポータビリティから、幅広いユーザーに最適なシンセサイザーです。

  • プロデューサー / サウンドデザイナー: 3基のアナログオシレーター、デュアルフィルター、豊富なモジュレーションマトリックスにより、実験的で個性的なサウンドを追求したいユーザーに最適です。複雑な音作りや新しい音色の探求に没頭できます。
  • ライブパフォーマー: 64ステップシーケンサーとアルペジエーター、コンパクトな筐体により、外部キーボードなしでも即座に演奏を開始できます。リアルタイムでの音色変化やフレーズ生成が可能で、ライブパフォーマンスにダイナミックな要素を加えます。
  • スタジオミュージシャン / 作曲家: 256種類のプリセットと高度な音作り機能により、楽曲制作において多様なサウンドを提供します。USB、MIDI、CV/GATE接続に対応しているため、既存のスタジオセットアップにスムーズに統合できます。
  • モジュラーシンセ愛好家: CV/GATE入出力に対応しており、モジュラーシンセとの連携が容易です。UNO Synth Pro Xの強力なアナログエンジンとモジュラーの自由なパッチングを組み合わせることで、無限の可能性が広がります。
  • モバイルミュージシャン: 超軽量(800g)でコンパクトな設計に加え、USBバッテリー駆動にも対応しているため、場所を選ばずにどこでも本格的なシンセサイザー演奏やサウンドメイキングを楽しみたいユーザーに最適です。

使用時のポイント・注意事項

IK MULTIMEDIA UNO Synth Pro Xを最大限に活用し、安全にお使いいただくためのポイントと注意事項です。

  • 電源供給: UNO Synth Pro Xは付属の専用ACアダプター、またはUSB-C電源(5V/1.5A、7.5W以上)で駆動します。USB電源は固有のグラウンドノイズが発生する可能性があるため、コンピューターと直接接続する際は市販のUSBアイソレーターやTRSバランスケーブルの使用を検討してください。安定した電源供給を確保し、指定された電圧・電流以外の電源を使用しないでください。
  • 操作感: 30以上のコントロールノブが直接アクセス可能で、音作りの自由度が高い反面、機能が多すぎて慣れるまで時間がかかる可能性があります。最初はプリセットを参考に、少しずつパラメーターを変化させて音作りの感覚を掴むことをお勧めします。
  • モジュレーションマトリックス: 16スロットのモジュレーションマトリックスは非常に柔軟性が高い反面、最初は戸惑うかもしれません。まずはシンプルなルーティングから試し、徐々に複雑な組み合わせに挑戦することで、UNO Synth Pro Xの真価を発揮できます。
  • ファームウェアアップデート: IK Multimediaは定期的にファームウェアのアップデートをリリースし、新機能の追加やバグ修正を行っています。公式サイトを確認し、常に最新のファームウェアにアップデートすることをお勧めします。
  • 外部接続: MIDI、USB、CV/GATEなど豊富な接続オプションがありますが、それぞれの接続方法に応じた正しいケーブルと設定を確認してください。
  • 移動時の保護: 筐体はプラスチック製のため、持ち運びの際は適切なケースや保護材の使用を推奨します。別売りのギグバッグも用意されています。

基本仕様

発売日
2023年8月30日
鍵盤数
なし(ミニ・キーボード・ボタン、ステップ・シーケンサーの16個のボタン、オクターブシフト可能なキーボードボタン搭載)
タイプ
パラフォニック・デュアル・フィルター・アナログ・シンセサイザー、デスクトップモジュール
ボイスモード
モノ、レガート、パラフォニック、ベースラインモード(新機能)
音源
アナログ・シンセサイザー(3基のディスクリート“ウェイブモーフィング”オシレーター)
オシレーター
3基のウェイブモーフィング方式アナログオシレーター(三角波、ノコギリ波、パルス波)、PWM、シンク、FM、リングモジュレーション機能搭載、ノイズジェネレーター搭載
エンベロープジェネレーター
3基のADSRエンベロープ(フィルター用、アンプリチュード用、モジュレーションマトリックス用)、ループ機能、RETRIG機能
フィルター
2基(直列/並列接続可能):2ポールのOTAマルチモードフィルター、デイブロッサム設計のSSIチップによる2/4ポールローパスフィルター(セルフオシレーション可能)
LFO
2基(サイン波、三角波、ノコギリ波、矩形波、ランダム、サンプル&ホールド、ノイズの10種類波形、RateはシーケンサーにSync可能、リトリガー有無、フェードタイム/カーブ調整可能)
モジュレーションマトリックス
16スロット(LFO、エンベロープ、フィルターなどあらゆるパラメーターをソース/デスティネーションに指定可能)
シーケンサー
64ステップパラフォニックシーケンサー(リアルタイムレコーディング、ステップ入力、最大48種類のパラメーターオートメーション対応)
アルペジエーター
10モード(アップ、ダウン、ランダムなど)
エフェクト
アナログオーバードライブ、3スロット10種類のスタジオエフェクト(モジュレーション2種:ヴィンテージコーラス/ユニヴァイブ、ディレイ5種、リバーブ3種:ホール/プレート/シマーリバーブ)、センド/リターン接続(バイパスで100%アナログ信号経路を実現)
プリセット
256種類(ユーザー保存可能)
内蔵スピーカー
なし
ピッチシフト可能
可能(オシレーターの周波数変調、モジュレーションマトリックスにより広範囲なピッチシフトが可能)
オクターブシフト可能
可能(オクターブシフト可能なキーボードボタンにより)
サイズ(W x D x H)
33.3 × 15 × 5 cm
重量
800 g
筐体
プラスチック製

接続端子

USB端子
USB-C(USB-MIDI IN/OUT、電源供給にも対応)
MIDI端子
MIDI IN、MIDI OUT
オーディオ出力端子
標準バランス・ステレオ出力
ヘッドホン端子
3.5mm ステレオミニフォン端子(PHONESと記載あり)
オーディオ入力端子
AUDIO IN (モノラル、フィルターやエフェクトへのルーティング可能)
CV/GATE端子
CV/Gate IN、CV/Gate OUT(2系統)
ペダル入力端子
サスティンペダル対応

電源

電源方式
専用ACアダプター(iRig PSU-3A、付属)、またはUSB-C(5V/1.5A = 7.5W以上)
バッテリー駆動
USBバッテリーパックによる駆動に対応

付属品

本体
UNO Synth PRO X 本体
ケーブル
USB-C to USB-C ケーブル(60 cm)
電源アダプター
iRig PSU-3A
説明書
クイックスタートガイド、登録カード
ソフトウェア
UNO Synth PRO X Editor(Mac/PC用スタンドアローン版およびDAWプラグイン版)

その他の特徴

ウェイブモーフィングオシレーター
3基のディスクリート・アナログオシレーターを搭載し、三角波、ノコギリ波、パルス波の間をモーフィング可能。PWM、シンク、FM、リングモジュレーションなど、多彩な音作りの可能性を提供します。
デュアルフィルターデザイン
2ポールのOTAマルチモードフィルターと、SSIチップによる2/4ポールローパスフィルターの組み合わせ。直列、並列接続可能で、アナログシンセサイザーならではのテクスチャーを生み出します。
ベースラインモード
新搭載のボイスモードで、往年のベースラインマシンの挙動を再現。カットオフ周波数の調整範囲がベース音に特化され、アクセント量やアクセントエンベロープのディケイタイムの調整が可能です。
高度なモジュレーション
3基のADSRエンベロープと2基のLFOを搭載。LFOは8ステップパターン生成可能なSTEPモードも搭載し、16スロットのモジュレーションマトリックスにより、ほぼ全てのシンセエンジンパラメーターを変調可能です。
充実したエフェクトセクション
アナログオーバードライブに加え、3つのエフェクトスロットに10種類のスタジオクオリティエフェクト(モジュレーション、ディレイ、リバーブ)を搭載。センド/リターン接続により、100%アナログ信号経路も実現します。
パラメーターオートメーション対応シーケンサー
64ステップパラフォニックシーケンサーは、音程情報だけでなく、最大48種類のパラメーターの動きを記録し、オートメーション再生が可能です。リアルタイムレコーディングやステップ入力に対応しています。
ポータブル設計
わずか800gの超軽量・コンパクトな設計で、付属の電源アダプターだけでなくUSBバッテリーパックでも動作するため、場所を選ばずに使用できます。
専用エディター付属
Mac/PC用のUNO Synth PRO X Editorが付属。大画面で詳細なエディットやプリセット管理が可能で、スタンドアローン版とDAWプラグイン版が用意されています。

旧モデルとの主な違い

商品名
旧モデル:UNO Synth Pro Desktop / 新モデル:UNO Synth Pro X
コントロールノブ数
UNO Synth Pro Desktop:少なめ(タッチストリップコントローラー主体) / UNO Synth Pro X:23個ものツマミを搭載し、30を超える機能にダイレクトアクセス可能
ボイスモード
UNO Synth Pro Desktop:モノ、レガート、パラフォニック / UNO Synth Pro X:モノ、レガート、パラフォニックに加え、新しいベースラインモードを搭載
オーディオ入力
UNO Synth Pro Desktop:モノラル / UNO Synth Pro X:モノラル(フィルターやエフェクトへルーティング可能)
ヘッドホン端子
UNO Synth Pro Desktop:標準フォン / UNO Synth Pro X:3.5mm ステレオミニフォン
USB端子
UNO Synth Pro Desktop:Micro USB / UNO Synth Pro X:USB-C
サイズ
UNO Synth Pro Desktop:約25.0 x 14.0 x 5.0 cm / UNO Synth Pro X:33.3 × 15 × 5 cm
重量
UNO Synth Pro Desktop:約700g / UNO Synth Pro X:800g

モデル別機能比較

UNO Synth(初代)

  • 鍵盤: 27鍵静電容量式タッチ鍵盤
  • タイプ: モノフォニックアナログシンセサイザー
  • オシレーター数: 2基
  • フィルター: 2ポールOTAローパスフィルター
  • エフェクト: なし
  • サイズ(W x D x H): 25.0 x 15.0 x 4.9 cm
  • 重量: 400g

UNO Synth Pro Desktop

  • 鍵盤: 32鍵静電容量式タッチ鍵盤
  • タイプ: パラフォニックアナログシンセサイザー(デスクトップ)
  • オシレーター数: 3基
  • フィルター: デュアルフィルター(OTAマルチモード、SSIローパス)
  • エフェクト: 12種類のスタジオエフェクト、アナログオーバードライブ
  • サイズ(W x D x H): 約25.0 x 14.0 x 5.0 cm
  • 重量: 約700g

UNO Synth Pro X(本製品)

  • 鍵盤: なし(ミニ・キーボード・ボタン、ステップ・シーケンサーの16個のボタン、オクターブシフト可能なキーボードボタン)
  • タイプ: パラフォニック・デュアル・フィルター・アナログ・シンセサイザー(デスクトップ)
  • オシレーター数: 3基(ウェイブモーフィング方式)
  • フィルター: デュアルフィルター(OTAマルチモード、SSIローパス)
  • エフェクト: 10種類のスタジオエフェクト(3スロット)、アナログオーバードライブ
  • サイズ(W x D x H): 33.3 × 15 × 5 cm
  • 重量: 800g

ユーザー評価(メリット)

  • 革新的なウェイブモーフィングオシレーターと強力なデュアルフィルターにより、非常にユニークで複雑なアナログサウンドを生成できる。
  • コンパクトな筐体にも関わらず、30以上のパラメーターにダイレクトにアクセスできるコントロールノブが多く搭載されており、直感的な音作りが可能。
  • 新しいベースラインモードが追加され、往年のベースラインマシンのサウンドメイクが楽しめる。
  • 高度なパラメーターオートメーションに対応した64ステップシーケンサーと多機能なアルペジエーターにより、表現豊かなフレーズやリズムパターンを作成できる。
  • アナログオーバードライブを含む充実したエフェクトセクションにより、外部エフェクターなしでも完成度の高いサウンドメイクができる。
  • USB、MIDI、CV/GATE入出力に対応しているため、様々な機材との連携が容易で、特にモジュラーシンセとの親和性が高い。
  • 超軽量でポータブルな設計に加え、USBバッテリー駆動にも対応しているため、どこでも持ち運んで使用できる。
  • 専用のMac/PCエディターが付属し、大画面での詳細な音作りやプリセット管理が非常に便利。

ユーザー評価(デメリット)

  • 音作りの自由度が高い反面、機能が多すぎて初心者には慣れるまで時間がかかる可能性がある。
  • 内蔵スピーカーがないため、単体で音を出すにはヘッドホンや外部スピーカーが必要。
  • 筐体がプラスチック製のため、高級感に欠けると感じるユーザーもいるかもしれない。
  • USBからの電源供給時にグラウンドノイズが発生する可能性があり、対策が必要になる場合がある。

※ 価格や仕様は変更されることがあります。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

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